トイレの壁の1面だけにペンキを塗ってアクセントに
リフォーム前のトイレの様子です。壁は白いビニールクロス仕上げで、何となく味気ない感じ。そこでこの壁紙の上からペンキを塗って、イメージチェンジすることにしました。リフォーム前のトイレの内装の様子。白いビニールクロスの壁。
まずはどの部分を塗るかを考えます。トイレの場合、4面全部を塗ると圧迫感や狭さを感じてしまう可能性があります。そこで今回は、便座の正面の壁をアクセントにすることにしました。
塗装するのは4面の壁のうち1面だけ。アクセントにする。
何よりこの1面だけなら、便器の取り外しは不要ですし、スキマも無いので、四角くペイントするだけ。DIY初心者でも簡単にできます。
水性塗料はDIYリフォームにぴったり、色選びも楽しい
次は色選びです。使用するのは、ビニールクロスの壁紙の上から手軽に塗ることができる水性塗料。油性と違って扱いが楽なので、DIYリフォームにぴったりです。色数が豊富なので、様々なイメージのインテリアを作ることができます。アメリカの塗料ブランド、ベンジャミンムーアの水性塗料の色見本。色数は約3,600色(ベンジャミンムーア)
今回の色選びのポイントは3つ、狭い面積でも圧迫感が無いこと、白いビニールクロスの壁と美しいコントラストを描くこと、明るい木目調のドアや枠まわりと合うことです。
というわけで、アメリカのブランド塗料、ベンジャミンムーアの色番号#465のantique jade、アンティークな翡翠色をセレクトしました。ベンジャミンムーアは色にそれぞれ楽しい名前がついています。ツヤはエッグシェルと呼ばれる2~3分艶を選びました。
色番号#465のantique jade。落ち着いた明るさがある。
壁のペンキ塗りではツヤ選びも大切です。ツヤにこだわると、おしゃれ度が大幅アップ!インテリアのイメージに合わせて選びましょう。またツヤがあるほど掃除が楽になりますので、トイレやキッチンでは水拭きがしやすいよう、2~3分艶以上がお勧めです。
ペンキ塗りの道具は養生テープとビニール、刷毛、ローラー
では壁のペンキ塗りスタートです。まずは養生から。はみ出したり垂れたりしないように、塗らない部分を丁寧にビニールで覆い、養生テープを貼ります。DIYリフォームでのペンキ塗りの成功の秘訣はこの養生にあり!ここを丁寧にやっておくと、後がラクに進みます。養生したら、まずは刷毛を使ってていねいに縁取りから仕上げていく。
養生が終わったら、刷毛を使ってていねいに縁取りを塗っていきます。水性塗料は伸びがいいので、するすると簡単に進みます。
ローラーで一気に仕上げる!トイレの壁に色がついた
トイレの正面の壁の縁取りが完了したら、次はローラーで真ん中部分を一気に塗ります。コロコロと平均的な力で、軽く転がすようにします。1回目が塗り終わったら1時間ほど放置、表面が乾いたら、上からもう一度塗ります。水性塗料は2度塗りが基本です。そうすることで、ムラのない美しい色に仕上がります。
ローラーで真ん中を一気に。2回塗りをするとムラなく仕上がる。
次のページでトイレの壁のペンキ塗りが完成!海外の事例もご紹介します。