タウリン配合の栄養ドリンクの多くは医薬部外品

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"タウリン"というと、疲れたときに飲む栄養ドリンクのイメージがあるかも。

疲れをひきずっている現代人には、"タウリン"というと、栄養ドリンクなどに含まれている成分としてのイメージが強いかもしれませんね。

こうした栄養ドリンクはほとんどがメーカーの指定医薬部外品で、1,000mg~3,000mg配合のもので、他もエネルギー源の糖質や、糖質をエネルギーに変える上で必要なビタミンB群、カフェインなどが含まれています。

タウリンのお話に入る前に、医薬部外品とは、医薬品とどう違うのかについて、ご説明しておきます。「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(2014年に薬事法から名称変更と改正)では、大まかに医薬品と医療機器、医薬部外品、化粧品、再生医療等製品の5種類が規制の対象となっています。

医薬品は治療や予防を目的としていますが、医薬部外品は医薬品と比べて人への作用が緩和で安全性の高いものであり、また薬剤師や登録販売者以外でも販売することができます。

医薬部外品は、以前はスキンケアやうがい薬、発毛剤、害虫駆除などが対象でしたが、平成11年と平成16年に厚生労働大臣が指定するものが規制緩和措置として医薬品から医薬部外品に(指定医薬部外品として)移行され、のど清涼剤や健胃清涼剤、ビタミン含有保健剤(いわゆるドリンク類)などが対象となっています。

タウリンが配合されている栄養ドリンクは、ビタミン含有保健剤として、疲労回復や滋養強壮とった効果をうたったものが多く見られます。

タウリンは体内で合成される

タウリン(別名2-アミノエチルスルホン酸)は、メチオニンやシステインなどの含硫アミノ酸から合成されます。化学構造がアミノ酸に似ていますが、たんぱく質の合成には利用されません。代謝産物で、心臓や肝臓、脳、筋肉などの人体の様々な組織に含まれています。

日本では、以前から医療用医薬品や栄養ドリンクの成分として使用されていますが、これは化学合成されたタウリンです。日本では薬と食品が区別されているので化学合成されたタウリンは、食品添加物には使えません。

しかし天然タウリン(抽出物)は、食品添加物リストとして収載されています。タウリンは初乳に多く含まれていることから乳児用粉ミルクにも天然タウリンが配合されています。また天然由来の抽出タウリンは養殖魚の餌などへの利用もされています。