ぶどう÷グレープの校則
ガイド:ここまで、ながいさん、くみんこさんとの対談を軸に、ぶどう÷グレープの新曲を紹介してきました。今回は、マツイさん、タイチさん、74(ナホ)さんとの対談に挑みます。前から気になっていたのですが、ぶどう÷グレープは、割とユニフォームみたいな形で、メンバーの服装に規律がありますよね。これは誰かが率先してやっているのでしょうか? 何通りかのパターンがあるのでしょうか?
ながい÷グレープさんとロック談義 (All Aboutテクノポップ)
くみんこ÷グレープさんと名古屋談義 (All Aboutテクノポップ)
74÷グレープ(以下74):
シャツ+ネクタイ、ボトムは基本黒で、靴は自由です。シャツとネクタイは数種類あります。校則みたいですが(笑)、むしろ趣味なパターンです! わたしが加入する前…というか、ぶどうをちゃんと認識した頃にはこうなっていました。このスタイルになるまで紆余曲折があったようです。
ブリティッシュ・モダンポップ
ガイド:先ずは、新曲について。「運命のバス」からは、ビートルズ以降に続くブリティッシュ・モダンポップの遺伝子を感じます。
ぶどう÷グレープ 2NewSingles! #3 (YouTube)
運命のバス (ITunes)
74:
去年出した『アムステルダム』というアルバムから、少し曇った肌触りの曲が多くなってきて、それはそれは好みで仕方ないですけど(笑)、普段のライヴでも最近の曲の演奏の方が評価されることが多いです。
ガイド:
ぶどうは海外でもツアーをしていますが、やはりモダンポップの本拠地、英国では受け入れられやすいのではと思いますが、どうでしょう?
74:
イギリスは、知らない曲でもいいと思ってくれた時のリアクションがすごいんですね。ライヴで騒ぎたい、発散したいというより、音楽を楽しむってことが根付いてるというか。そう言う意味で、楽しんでもらえるんじゃないかなやってみたいなぁと思う曲ですね。
歌謡曲+パブロック
ガイド:「暗号」を含め、今回のリリースは、ロックンロールのぶどうとはまた違った側面が感じ取れます。「暗号」からは歌謡曲的(あくまでもJ-ポップではなく)なエッセンスもあります。都会のど真ん中ではない、いい感じの場末感。そんな意識はありましたか?
暗号 (iTunes)
74:
鍵盤の音色に限って言えば、「暗号」のイントロリフはこの音以外ない!と思っていました。ながい÷グレープはまさに歌謡曲的な感じで作ったみたいですけど、わたしはエルヴィス・コステロ的パブロックをイメージしてたかも。
ガイド:
確かにパブロックにも場末感がありますね。