テクノポップ/アーティストインタヴュー

CTO LAB.はサイエンス(2ページ目)

新・チロリンに続いては、彼女たちを全面的にサポートしたCTO LAB.のメンバー、岡田徹さん、イマイケンタロウさん、polymoogさんの3人に新譜『3 CYCLES』について語っていただきました。横山宏さんの世界観、ガジェット系楽器解説、トム・レーラー、「いとこ同士」にまつわる逸話など、盛りだくさん。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

グルーヴコースター

ガイド:
オープニングを飾る「Go! Spiral Go!」、続く「Space Arcadian」は、タイトーのゲーム「グルーヴコースター」のための楽曲と理解しますが、これはどんなゲームなのでしょう?

イマイ:
いわゆる音ゲーと呼ばれるジャンルのゲームです。3年くらいに前に、このシリーズのアーケード版に収録するための新曲を作ってほしいという依頼をうけまして、出来た曲が「Go! Spiral Go!」です。その後、もう1曲「Space Arcadian」を制作して提供しました。
imaikentaro

イマイケンタロウ (photo by snowie)


ポリ:
「グルーヴコースター」は美しいグラフィックが特徴的で、アーケード版では専用筐体のスムースな操作性とも相まって、普段あまり音ゲーに馴染みのない方でも十分楽しめると思います。オススメですヨ。
polymoog

polymoog (photo by snowie)


ガイド:
ゲーム自体、豊富な楽曲が使われていますが、何か特別なシーンをイメージして作ったのでしょうか?

イマイ:
「グルーヴコースター」のアーケード版は、スペースインベーダー35周年記念で開発されたので、スペースインベーダーは大いに意識して作っていますね。特に「Space Arcadian」の方は、スペースインベーダーが流行した当時って、他社がマネした作ったパチモノゲームが大量あったじゃないですか。その中のひとつにこんなタイトルのゲームがありそうだな~っていうのを想像して作りました(笑)。

ポリ:
「Go! Spiral Go!」の方は、レールの上を滑るように走るコースターが螺旋を切って駆け抜けて行くという、文字通りそのまんまのシーンをイメージしてます。スペースインベーダーは25周年の時にも記念アルバム(『スペースインベーダー大作戦』)にELEKTEL(エレキテル)として参加させていただいので、こうして35周年を記念する作品にも参加できたというのは、インベーダー世代としては大変光栄なことだと思っています!

岡田:
質問からはそれてしまいますが(笑)…「Go! Spiral Go!」を納品した後、当時、海老名にあったタイトーの研究所にメンバー全員で遊びに行きました。研究所は、まるでウルトラ警備隊を思わせるような外観でシビれました(笑)。そこでワイワイやってるうちに、「もう1曲お願いします」のオファーをもらい「Space Arcadian」となったわけです。美しい流れですね(笑)。
tohruokada

岡田徹 (photo by snowie)


ガイド:
タイトー研究所、楽しそーですね!
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