和を感じる畳の個室
1. 和室の入口。収納の扉と同じ仕上げで、隠し扉のようになっている。 |
2. 和室には1辺1.2mの正方形の窓が1つだけ設けられている。 |
3. 和室を外から見る。窓の下を開いて換気する。 |
玄関ホールの西側の引戸を開けると、縁無しの畳が敷かれた和室が現れます。ここは唯一の「閉じられた部屋」です。広さは約5.6帖で、来客の際にはゲストルームとして使うことも出来ます。
Yさんの家の特徴となっている、用途が決まっていない「屋外と屋内の中間のような曖昧な場所」は、暮らしにゆとりを生み出す余白となっています。さらに、部屋を区切ってしまう強い「間仕切り壁」や「境界」を設けないことで、家族が時間と空間を共有し合いながら、子供達の成長と共に大らかに暮らせる家となっています。
◆建築データと建築家プロフィール