恵比寿駅と広尾駅から徒歩10分ほどの住宅密集地の角地に、大きな三角の窓が印象的なコンクリート打放しの小さな住宅が建ちました。
建て主のK夫妻は40代でご夫婦ともに化学関係者。お二人がアトリエ・天工人の山下保博さんに設計を依頼する時に伝えたのは「コンクリートが好きなので、内部も外部もコンクリート包み込んで欲しい」「そのコンクリートも普通の物ではなく、挑戦的であり環境的なものを使って欲しい」の2点でした。

新素材「シラスコンクリート」の家


写真をクリックすると次の写真に進みます
外観
1. 東向きの外観。コンクリート打放しの壁と大小の三角形の窓の組み合わせが個性的。
外観
2. 北東側の外観。道路から約2mセットバックして駐車スペースを確保している。
玄関
3. 南東側の外観。前面の道路から約1.5m上がった高さに玄関がある。写真:渡邉雄三
玄関
4. 片持ちの階段と玄関ポーチと、建物の背後から伸びる手摺と一体にデザインされた柱状の表札によるユニークな玄関。郵便受けは玄関ポーチの底面に取り付いている。


この住宅に使われているのは、アトリエ・天工人が開発した再利用可能な環境にも優しい「環境型コンクリート」で、鹿児島の火砕流堆積物「シラス」を原材料にしたコンクリートです。
外観の特徴となっている正面の大きな三角の窓は、東京都心で広大な自然を感じられる唯一の手掛かりである「空」を室内に取り込むために欠き取られています。

◆建築データと建築家プロフィール