駅から近く、東京湾を望む高台の平屋という一見好条件の中古物件。実は築45年で、階段を約85段上がらなければたどり着けないという、「難アリ」の物件でした。しかし建築家の福田創さんと佐藤紀子さんは、ここを魅力的に感じて自宅として購入。外観を一新して2階を増築しても、施工費1,500万円代という驚きのリノベーションを実現させました。

鎧張りの白い家


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外観
1. 外壁は建築家が自ら塗装したスギの鎧張り。
2. 赤い屋根は既存の日本瓦をそのまま使っている。
3. リビングの大窓の前のシンボルツリーは木蓮。
4. 玄関から真っすぐ奥に海が見える。右奥の和室の斜めの壁が広がりを演出する。
5. 改築前の外観。
写真は全てフクダ アーキテクツ


細く長い「路地」のような階段を上がりきると、目の前に周りとなじんだ白い家が見えてきます。建築家の福田さんは、改築前の家を初めて見た時に「小屋」をイメージしたそうです。そこで「路地」を内部に引き込み「小屋」を点在させるというコンセプトが決まりました。そして、暗くなりがちな建物の中心に外の明るい光を呼び込むために、母屋の中心の屋根を取り払い、トップライトを増築したのです。このお陰でユニークな外観が出来上がりました。

◆建築家プロフィールと建築データ