国際切手展シンガポール2015について
前回の記事では、最近注目を集めている丸型ポストについて取り上げました。今回の記事では、国際切手展シンガポール2015が8月14日から19日にかけて、マリーナベイサンズ・エキスポ・コンベンションセンターで開催されましたので、お伝えしたいと思います。シンガポール2015は国際郵趣連盟主催で行われ、出品者は66カ国総勢450名、切手を展示するフレーム数は2,000を超え、大盛況のうちに終わりました。地元の熱心な収集家などが記念切手を求めて長蛇の列を作っていて、改めてアジアの熱を感じる国際切手展となりました。なお、シンガポール郵政による映像がYou Tube上で公開されましたので、併せてご覧いただければと思います。
そもそも国際切手展とは?
国際切手展とは、競争形式で行われる国際的な切手展示会のことです。出品作品は主題の重要性や研究の深さ、稀少性などを総合的に評価し、100点を満点とする採点が行われ、賞(メダル)を競うことになります。点数は絶対評価で、95点以上が大金賞、90点~94点が金賞、85点~89点が大金銀賞、80点~84点が金銀賞、75点~79点が銀賞などとなります。詳細は2014年8月に韓国・ソウルで行われた国際切手展の記事の中で紹介しましたので、併せてご覧ください。国際切手展へ行く最大のメリットは?
国際切手展へ行く最大のメリットはなんといっても世界各国の第一級のコレクションを生で見て楽しめることでしょう。書き込みは基本的に英語で、時おりフランス語・ドイツ語・スペイン語などの作品もありますが、基本的には切手への関心と中学生英語くらいの知識があれば、ほとんど問題ありません。次のページでは、特に私が注目した作品を取り上げたいと思います。