急落時にも実力発揮、ベストバイ50銘柄は強力な反発
相場調整時にこそ、しっかりファンダメンタルの良い銘柄を分析しておきましょう!
前述の記事を掲載した翌日の8月25日(火)の始値でベストバイ50銘柄を購入した場合、8月28日(金)までの上昇率は50銘柄平均で13.2%。トップ5銘柄に絞れば15.9%、トップ10銘柄では14.7%となります。同期間の日経平均の上昇率が5.3%であったということを考えれば、大きな反発になったと思います。
もっとも、これはタイミングの問題もあります。たしかに今回は運良く反発しましたが、反発せずに下落し続けることもありますので、今回は「結果的に」良かっただけとも言えます。ただ、少なくとも相場急落時はファンダメンタルの良い銘柄を拾うチャンスであると言うことは変わりないと思います。特にこのような暴落時は良い銘柄も悪い銘柄も一緒になって下がりますので、失敗したなぁと思っている銘柄を保有している場合は、銘柄を入れ替えるチャンスともなりえます。相場反発時には、ファンダメンタルの良い銘柄ほど大きな反発を期待できると思うからです。
今のうちにファンダメンタルの良い銘柄を分析しておきたい
ところで日本株は今後どうなっていくのでしょうか? 日経平均株価、大暴落の可能性は?でも書きましたが、足もとの日本株は反発をしていますが、現在の世界情勢は様々な問題を抱えており、今後見通しは予断を許さないと思います。このまま一直線に株価の回復が続くとは考えにくく、2011年夏の暴落後と同じように、まずはしばらくもみ合う必要があり、本格上昇に転じるとしても、一旦反落して2番底を確認しに行く動きは必ずあるでしょう。このときに直近の安値を割らずに再度反転し、逆に直近の戻り高値を出来高を増しながら超えていくことができれば、上昇転換のサインと見なすことができると思います(いわゆるフォロースルーの完成)。大きな損失を避ける投資をするのであれば、そのような状況になってから買い出動しても遅くはないと思います。リスクをとって、落ちるナイフを拾いに行くのか、それとも負けない投資(王道)を目指すのかは、それぞれの投資スタンスによると思います。
しかし、だからこそ今のうちにしっかりとファンダメンタルの良い銘柄を分析しておきたいところです。前述のベストバイ50銘柄の中でも企業内容が突出して良いと思える銘柄が何銘柄かあります。そういった銘柄を、リスクを取るのであれば急落時に、あるいは大負けをしない投資を目指すのであれば、上昇転換サインが出た直後に買うことができれば、大きなパフォーマンスを期待できると思います。
参考:日本株通信
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