片付かなくて困る!?食器選びのヒント
片付かなくて困るのが食器だという声をよく耳にします。鉢もの、椀もの、丼もの、皿、グラスなど食事のメニューに合わせて、器を使い分けるのが私たちの食習慣だからでしょう。ご飯をお皿で食べると味気ないと思うのは、日本人ならではのこと。そのため、食器の種類が増えていくのは仕方がありません。白にグレイを合わせて、爽やかでしっとりとした食卓に。食材の新鮮な色と料理の彩りを引き立てて、洗練された印象になる。IKEA 365+の食器は要チェック
100円ショップでもひと通りの食器を揃えることができるご時世。でも、永く愛用するとしたら、選び方が違ってきます。余分な装飾がなくてシンプルで、形や大きさ、色が料理にも食卓にもピッタリ。そして、器の感触が気に入るかどうかといった、器を手に取って食事をする日本人特有の感覚も大切にしたいところです。そして、気に入った食器ばかりなら、片付かないことに悩むことはなくなります。
食卓まわりを収納と作業スペースに
お気に入りの食器ばかりに絞り込めれば、食卓の近くに家具を置いて、実用と飾りを兼ねた見せる収納にするのもいい手です。いつもいる場所で収納が見えているから、モノの指定席が家族と共有しやすくなって、一人で何もかもやらなくていい作戦につながります。家族の誰かが率先して、器をテーブルに並べてくれるように共有しましょう。食器棚が1台では収納用にしか見えないけれど、2台あると飾りの要素が強くなる(左)。ダイニングテーブルで食品を加工して、それをおやつにして食べる。そんな楽しい場になって欲しい
また、子どもたちは葉を摘んだり、すり鉢ですりつぶしたりなど、実験感覚で加工を手伝ってもらうのもいいでしょう。一つの場所に家族が一緒に居ることで、食事の準備から片付けまで自然と参加しやすくなります。
トロリー使いで片付けやすく
缶詰や常温野菜といった食品には、専用のストックスペースが必要です。食品庫が備わっていれば悩まずにすむのですが、そうではない場合にはキッチンの限られた収納の中でやりくりしなければなりません。常温野菜にはメッシュのトロリー(左)で風通し良く。瓶詰にした自家製の果実酒は重たいけれど、頼りがいのある頑丈なトロリー(右)があると便利
また、料理の最中に調理台がいっぱいになったら、トロリーの最上段を作業用に使ってもOK。スパイスや調理道具をみっちりおさめて、プロっぽい使い方をしてみるのも良さそうです。
収納を使ってLDKのコーディネートがしやすいキッチン
LDKを一つの空間にまとめ上げるときに、最も気になるのはキッチンが丸見えになること。調理中には台の上に道具が広がり、シンクには汚れた鍋が積まれ、食器を拭いた後に布巾を乾かす場に悩み、洗剤ボトルの容器の色が目立って気になるなど、生活の現実があらわになります。隠しきれないモノをどう片付けるのか、出しておけるようにするのかなど、キッチン収納が担う役目が大きくなります。フード収納&整理グッズが各種揃っているので、キャビネット内の整理整頓がしやすい(左)。キャビネットに脚を付けると家具のように使える(右)
また、リビングダイニングではMETODのキャビネットを使って、壁面収納や収納家具としてアレンジすると、LDKのインテリアがまとめやすくなります。もちろん、今まで通りのキッチンで、LDだけ模様替えをするといった場合にも、キャビネットを家具として使えます。アレンジに迷ったら、「IKEAカタログ」アプリで、ウォーク・イン・ザ・ルーム機能を試してみるのもいいでしょう。
全面リニューアルしたキッチンシリーズMETODは、家のあちこちで使えるキャビネットが魅力のひとつ。今使っているキッチンですぐに取り入れたい、素敵な収納グッズも必見です。
取材協力
イケア・ジャパン株式会社
http://www.ikea.com/jp/ja/