ネットショッピングにひそむ、「3つの落とし穴」
ネットショッピングは便利! でも、落とし穴には要注意!
ネットショッピングの良いところは、自宅にいながら、目的の商品を比較しながら安く購入できることです。もちろん、安く購入できることは、家計にとっては、節約でき、良いことかもしれません。けれども、ネットショッピングで検索サイトを使って、いろいろ物色をしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。よく、広告を手に、特売品を購入するのを見て、「時間のムダだ」と言う人がいるように、ネットショッピングにかかる「時間の浪費」も侮れないのです。そして、多くのケースでは、金額の上で、おトクに購入できたことに満足してしまって、「時間の浪費」に気付かないのです。
また、それが行き過ぎると、ネットショッピングをしていること自体が楽しいことのように思えて、「時間の浪費」+「お金の浪費」になってしまうこともあるのです。もちろん、ネットショッピングをすることがダメということではなく、ほどほどに、ということです。
■落とし穴2:購入時のこれもオススメで、「ついで買い」
ネットショッピングをする場合は、文字と画像の情報を頼りに、最終的な購入の判断をします。ネットショップを運営する方は、販売のプロフェッショナルです。消費者心理を上手に販売に活かしていて、商品を良く見せるための画像、購入意欲をそそる文言、商品の良さを保証する口コミなど、消費者の「欲しい」という欲求から、「買おう」という決断まで巧みに誘導します。そして、購入しようと思った瞬間に、「他の人は、同時にこれを購入しています」という表示が出て、「あ、確かにそれがあると便利かも……」というように「ついで買い」で、余分な支出が増えてしまうこともあります。
リアルの店舗でも、同様の販売方法が採られていますが、店員さんからのオススメに対して、拒否反応を示すことが多いのに(人によると思いますが)、ネットだと、不思議と素直に受け入れてしまいます。
■落とし穴3:支払がキャッシュレスなので、心が痛まない
ネットショッピングでは、さまざまな決済方法(支払方法)が用意されていますが、通常は、クレジットカードを利用することが多いのではないでしょうか? ネットショップサイトによっては、利用するカードを事前に登録する機能があって、購入ボタンを押すと、詳細なカード情報を入力することなく、購入手続きが済んでしまいます。リアルな店舗での買い物だと、現金で支払う時は、財布から現金を取り出しますし、カードを利用する場合でも、少なくともカードを取り出すという行為があるので、お金を使っている感覚があります。ところが、ネットショッピングでのカード決済だと、特に利用カードを登録している場合は、お金を使っている感覚になりにくく、ついつい、浪費してしまいがちです。
>>そんな「落とし穴」にはまらないための対策は?