どうして、のび太はやる気を出さないの?

人気アニメ「ドラえもん」ののび太にフォーカスを当て、子供がやる気を出さない原因と、やる気アップのヒントについて考えていきます。

やる気が出ないのは何故?
検証1:のび太の生まれ持った気質によるもの?

のび太の心理が分かると子供のやる気アップのコツが見えてくる!

のび太の心理が分かると子供のやる気アップのコツが見えてくる!

ドラえもんで描かれているのび太は、とても心優しい男の子。のんきでのんびりした性格がストーリーをほんわかさせてくれることもありますが、ときにそれが災いし、騒動を巻き起こすこともあります。このように、ベースになる性格というのは、出方によって良くも悪くもなることがあります。

ベースになる性格というのは、ある程度生まれつきです。過去記事『子供の個性が見えてくる トーマス博士の「9つの気質」』でご紹介したように、私たちにはそれぞれ生まれもった気質というものがあります。

よくママやドラえもんからダメ出しされている「やる気がない」「根気がない」「根性がない」という性格も、この生まれ持った気質が関係しています。
のんきでのんびりという性格は、非常に楽観的。だから、あれこれと心配することがなく日々を過ごすことができるのですが、頑張らなくてはいけないときに踏ん張りがきかない、おまけにリスクにも気づけないというデメリットも。

のび太がいざというときに頑張れないのは、もともとの性格が関係しているのは大いにありえそうです。しかし、これが100%の原因となるわけではありません。


検証2:ドラえもんが助けてあげるから?

ドラえもんは、のび太の孫のセワシ君に頼まれて、未来から現在へやってきました。目的は、のび太の未来をよりよくするため。そのため、ドラえもんはポケットの中から次々と便利な道具を出して、のび太をピンチから救おうとします。

のび太が困ったときによく口にする、「ドラえもん、何とかして~」という口ぐせを見ると、たしかにドラえもんが助けてしまうことで、のび太のやる気や根気が育たないように思えます。しかし、多くのストーリーにはオチがあって、最終的には「道具に頼って生きてはいけないよ」と諭してくれている気もします。

たとえば、有名な“アンキパン”の話。翌日にテストを控えたのび太は、自分がテスト勉強をしていなかったことを棚に上げ、「このままでは0点を取っちゃう」とドラえもんに泣いてすがります。放っておけない性分のドラえもんは、しぶしぶポケットから食べると暗記ができる「アンキパン」なるものを取り出します。

そのアンキパンを使って、ノート数冊を丸ごと暗記したのび太ですが、翌朝、食べ過ぎでお腹を壊し、アンキパンの効果はゼロになってしまいます。

このように、ドラえもんの数々の秘密道具の裏には、「ちゃんと自分でやらないといけないんだよ」というメッセージが隠れているようにも思えます。よって、「ドラえもんが助けてあげるからやる気がでない」とは、100%言えないようです。

次ページは「ママが叱る影響」について、考えます。