イベントのお詫びはゲームのアイテム?

モンスターストライクの図

大人気のモンスターストライクですが、イベントはあまりに人が集まりすぎて大変なトラブルに

これからお話する内容は、もしかするとゲームを熱心に遊んでいる人達の気持ちに沿ったものではないかもしれません。どちらかというと、ゲームを遊んでいない人間の視点に近いかもしれません。しかし、今回はあえてそういうお話をしたいと思います。

2015年8月2日、幕張メッセでmixiが開催したゲームイベント「モンストフェスティバル2015」で、会場収容人数をはるかに超える人が集まり大変な行列と混雑が発生、炎天下の中数時間も待たされたユーザーの中には熱中症で倒れる人もでて救急車や消防車、パトカーが出動するなど、大変な騒ぎになりました。

イベントでどんなことが起こったのか、というのは既に多くのメディアが報じていますから、今回は詳細は取り上げません。お話したいのは、mixiのその後の対応です。mixiは2015年8月3日、モンスターストライク公式サイトにて「モンストフェスティバル2015」にご来場いただいたみなさまへ」という文章を掲載、お詫びとして、『「オーブ」の配布と★5確定の無料ガチャイベントの実施』を発表しました。

【関連サイト】
モンストフェスティバル2015」にご来場いただいたみなさまへ(モンスターストライク公式サイト)


これはつまり、有料アイテムや、レアなキャラクターが当たるガチャを、全てのユーザーに無料提供します、ということなんですが、今回のイベントのお詫びとしてこういった施策を取ることに、ガイドは強く違和感があります。

それは、お詫びの品としてゲームのアイテムが十分か不十分化ということではなく、また、ユーザーがそれで満足するかしないか、ということとも別の話です。

大混乱となったモンストフェスティバル2015

行列の図

安全面での管理がまったく足りていませんでした

イベント当日は30度を超える炎天下でした。会場の幕張メッセから最寄りの海浜幕張駅まで続く行列が続き、入る為には大変な猛暑の中並び続けなければいけませんでしたし、ほどなくして、入場制限がかかり並んでも入場できないという状況になりました。来場者に対して圧倒的にスタッフの数が足りず、熱中症で倒れる方や気分の悪い方が出ても即座に対応できない場合があるという、非常に危険な状況でした。11人が病院に搬送され、大事には至らなかったということですが、1つ間違えば大きな事故に発展した恐れもあります。

この状況になった理由は様々あります、明らかに来場者数の予測と、会場のキャパシティ、そしてスタッフの人数があっていませんでした、これほど大規模のゲームイベントをmixiは初めて開催したわけで、ノウハウが足りていなかった部分もあるかもしれません。

どうしてここまで人が集まったか、という点を考えてみると、「モンスターストライク」というゲームが国内約2,300万ダウンロードという大変な人気となっている点が1つ。そしてその人気を背景に、会場で来場者特典として、限定キャラクターが貰えるシリアルコードを配布して集客を行っていたことが大きな理由として挙げられます。イベント限定のデータ配布による集客は、今回に限らず、多くのゲームイベントでメーカーが採用し、非常に効果のある施策です。

許容範囲を大きく超える集客を行い、入場できない人が続出するばかりか、運営の安全性が確保できない状態にまで陥ってしまったモンストフェスティバル2015、mixiはそのお詫びとしてゲームの有料アイテムと、レアキャラクターが当たるガチャの無料提供を発表しました。