なぜ二人は”交際0日”で人生を共に歩む決意をしたのか……その秘密を解くカギは「舞台」にありました。
堀北真希×山本耕史
二人の共演舞台『嵐が丘』とは
堀北真希さんと山本耕史さんが初めて共演したのは2009年のドラマ『アタシんちの男子』。そして翌年には三谷幸喜さんの自伝的ドラマ『わが家の歴史』でも再び共演しています。2009年の時点で山本さんが堀北さんに連絡先を聞いたところ、返って来たのは事務所の電話番号。清純派の堀北さんらしいナイスなエピソードですが、なぜそんな二人が”交際0日”で結婚する関係に発展したのでしょうか。ドラマでの共演を経て、山本さんと堀北さん三回目の共演作となったのは、今年5月に上演された舞台『嵐が丘』。英国の作家、エミリーブロンテの原作をG2さんが脚色・演出し、東京・日比谷の日生劇場で約1ヶ月間公演が行われた作品です。ではまずその舞台をおさらいしてみましょう。
【舞台『嵐が丘』あらすじ】
19世紀のイギリス・ヨークシャー地方。この地で「スラッシュクロス」と呼ばれる屋敷に暮らすキャサリンとヒンドリーの兄妹。ある日二人の父が身寄りのない少年・ヒースクリフを家に連れて帰り、三人は共に暮らすようになる。
次第に惹かれ合うキャサリンとヒースクリフ。だが、貧しい結婚生活に飛び込む勇気のないキャサリンは上流階級のエドガーとの結婚を決め、失意のヒースクリフは失踪してしまう。
月日が経ち、富を得たヒースクリフはスラッシュクロスに帰ってくる。自分を貶めたヒンドリー、キャサリンを奪ったエドガー、そして自分を捨てたキャサリンに復讐するために……。
本作で堀北さんはキャサリンを、山本さんはヒースクリフを演じていました。一部「舞台で恋人を演じたことがきっかけで」と報道しているところもありますが、キャサリンとヒースクリフの関係は通常の”恋人”とは少し違って、愛情と憎しみとが交錯し、本人たちもどうして良いのか分からなくなっている様な複雑な間柄。
共演者は、物語の語り手となるネリー役に戸田恵子さん、キャサリンの兄・ヒンドリー役に高橋和也さん、キャサリンの夫・エドガー役に伊礼彼方さん、エドガーの妹・イザベラ役にソニンさんなど実力派の俳優ばかり。ガイドも千秋楽近くに観劇しましたが、とても見応えのある作品だと感じました。
さて、ものすごく突然ですが「舞台」と「ドラマ」「映画」などの映像の一番の違いって何だと思いますか?
実はここに今回の”交際0日結婚”の大きな秘密が隠されているのです!
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