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意外な食品にも カフェインとの上手なつき合い方(2ページ目)

カフェインといえば、コーヒーの苦味成分として知られていますが、実は茶類や市販飲料類など、他にも様々な食品に含まれています。カフェインの機能性やまた摂取する上での注意点をまとめます。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド


コーヒー・茶だけじゃない カフェイン含有食品

カフェインは、コーヒー・茶だけに含まれているわけではなく、様々な食品に含まれています。最近はカフェインゼロを謳うコーラやコーヒーなどの飲料も販売されていますが、一方で機能性のためにカフェインを添加している製品もあります。

こうした製品にはカフェインの有無、含有量が記載されています。しかしカフェインは、原料由来の成分であり表示義務はなく容器に示されていないこともあります。

下の表に、主なカフェインを含む飲料の摂取量の目安をご紹介しました。製品によってはかなり幅もありますので、あくまで目安として製品の成分表示を確かめてください。
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カフェインを含む食品を摂る時の注意点

特に、茶やコーヒーよりも、カフェインの覚醒作用などに特化した製品やエナジードリンクには注意が必要です。エナジードリンクと意識せずに、アルコールなどと飲み合わせたりすることも危険です。

カフェイン,健康,ヘルスケア,市販飲料,エナジードリンク,栄養ドリンク,覚醒作用,興奮作用

 


カフェインを多く含む飲料は、前述したように利尿作用がありますので、水分補給には不向きです。

また薬との飲み合わせもあります。常時薬を飲んでいる人は、コーヒーや茶だけでなくコーラ、ココア、マテ茶、その他の栄養ドリンクなどの飲料やチョコレート、サプリメントなどの食品にも含まれていまることに注意しましょう。

カカオにもカフェインが含まれますが、カカオポリフェノールを多く含む高カカオチョコレートには、普通のチョコレートよりも2.3~4倍のカフェインが含まれていたという報告がありました。(平成20年 独立行政法人 国民センター)知らない間に、カフェインを多く摂っていたという可能性もあるかもしれません。

カフェインを含まない飲み物としては、黒豆茶やそば茶、麦茶、ルイボス茶、たんぽぽコーヒーなどがあります。ただし、黒豆やそばはアレルゲンともなりますので、ご注意ください。

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