投資をしなくてもいい人、しちゃいけない人はいる
投資しなくてもいい人って?
今の時代に、資産運用は会社員にとっても必須のスキルのひとつであることは間違いありません。筆者のライフワークは投資未経験者への投資教育ですが(名刺にも「投資教育家」と刷っています!)、投資について関心を持つことは、資産形成のペースを高めるだけでなく、家計の見直しに着手できたり、経済知識の習得が仕事にプラスになったりと、お金全体にも好影響を及ぼすことが多いと考えています。
あなたがもし、少しでも興味があれば、投資について学んで、チャレンジしてみてほしいと思います。(ただし初心者のうちは投資金額を数万~数十万円万円くらいにしておくといいでしょう)
しかし、「投資しなくてもいい人」「投資をしちゃいけない人」がいるのも事実です。こういう人たちはどんなに周囲からあおられたとしても、「いや、私は投資しませんから」と押し通してもいいのです。
マネーハック心理学、今回は投資ブームの真っ最中にこそ考えてみたい「投資しなくてもいい人」「投資しちゃいけない人」を考えてみます。
投資をしなくても問題ない人はこんな人
投資をする必要がない人、という人はどんな人でしょうか。まず、財産をたくさんもっており、運用の力を借りる必要がまったくない人が該当します。親から相続した不動産があり、アパートの管理をすれば家賃収入だけで相当の収入があるような人は株をやって元本割れのリスクを心配するくらいなら、アパート管理に集中して空き部屋を減らした方がいいわけです。一般的には資産家のほうが投資を好むイメージがありますが、必要性で考えるとそれほど投資を必要としていないことがあります。銀行などから勧誘を受けても無理に購入する必要はないわけです。
次に、年収がとても高い人、それこそ1000万円を超えて1000万円台後半まで来ているような人もあまり運用の力を借りる必要がありません。こういう人はむしろ、仕事に専念したほうがいいでしょう。今の年収を維持すること、そして年収をさらにアップさせることに集中するのです。株で投資をして上手に増やせるかどうかは未知数ですがそれなりの時間とアタマを使うことになります。すでに今の仕事で人よりも稼げる人は確実に稼げる年収を増やすことをまず考えてみましょう。
とはいえ、投資をしなくてもいい人、つまり投資の力を借りなくてもお金に困らない人、というのはこれくらいのパターンに限られます。普通に仕事をして、普通に財産をもっている人はやはり投資を考えてみる必要があるわけです。
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