疲労回復法/効果的な疲労回復法

目の前をパッと明るくする疲れ目・肩こりエクササイズ

今あなたが目の前に見えている景色は、本当はもっと明るいかもしれません。顔や首・肩周りの筋肉が硬くなり、目の前が暗く、物がボヤけて見えている場合があります。取り入れるだけで目の前がパッと明るくなる、疲れ目・肩こり予防のエクササイズをご紹介します。

檜垣 暁子

執筆者:檜垣 暁子

カイロプラクティック理学士 / 肩こり・腰痛ガイド

あなたの視界、本当はもっと明るいのかも?

顔のコリや肩こりによって血の巡りが悪くなると周囲がぼやけて見えることがあります

顔のコリや肩こりによって血の巡りが悪くなると周囲がぼやけて見えることがあります

肩周りや頸部、顔の筋肉が固くなり、ガチガチな状態が慢性化してくると、少しずつ景色の見え方や明るさに変化がでてくることがあります。本来はもっとくっきり・はっきり物が見えているはずなのに、筋肉がほぐれた状態で見え方の比較をする機会が少ないため、自身の見え方の変化に気づくことができないのです。

慢性的な肩こりの人、毎日目を酷使している人は、血流の滞りのある状態から脱することが難しいため、なんとなく冴えない体調で、肩こりや目の不快感と格闘しながら、仕事をこなしているのではないでしょうか。その不調のまま生活をしていくと、より目の疲労が強まったり、目の乾きや痛み、頭痛などを頻繁に感じるようになる恐れがあります。

目の前が明るくなる血流改善エクササイズ

そこで、いつのまにか蓄積されている筋肉の疲労をやわらげる時間が必要になります。短時間でも良いので始めてみましょう。肩こりや首のこり、目の疲労でこりやすい部分の血流を回復させることで、目の前がパっと明るくなる人もいます。仕事の合間や後に行っても疲労回復に効果的ですが、仕事や目を酷使する前に行うと作業が楽に感じるかもしれません。

■首・頭の後面をつまみ上げ刺激する
コリの強い部分はつまむと痛く感じるかもしれませんので無理のない程度に刺激を入れましょう

コリの強い部分はつまむと痛く感じるかもしれませんので無理のない程度に刺激を入れましょう

1.   首の後面の皮膚を親指と人差し指・中指とで3秒間つまみ上げてみましょう。

首の付け根(肩のライン)から頭部に向けて、左右交互に刺激を入れ少しずつ移動させていきます。

 

つまみ上げるというよりも指先でのマッサージに近い感覚です

つまみ上げるというよりも指先でのマッサージに近い感覚です

2.  後頭部の頭皮はつまみ上げにくい人も多いかと思いますので、軽くマッサージをするような意識でつまみ上げる指の動きをしてみましょう。

 

■顔の筋肉をゆるめましょう
力を入れて脱力している時も目は閉じたままにしておきます

力を入れて脱力している時も目は閉じたままにしておきます

両手でお椀の形をつくり、手指の腹を眉毛に、手のひらの手首側を頬骨の辺りに置きます。顔のパーツを顔の中央に寄せるイメージで3秒間ギューっと力を入れます。

力が入ると眉毛と頬骨付近の筋肉が動くので確認ができます。脱力したあと、再度3秒間力を入れます。これを3セット行います。

 

■目の周りの筋肉をリラックスさせます
蒸しタオルなどで目の付近を温めた後に行うとさらに効果的です

蒸しタオルなどで目の付近を温めた後に行うとさらに効果的です

目を軽く閉じ、両手の指の腹をまぶたと眉毛の中間付近に置きます。

そして皮膚を天井方向へ軽く引き上げますが、それと同時に目をぎゅーっと閉じます。(抵抗し合うような状態です)

3秒間抵抗し合ったら、目は閉じたままでいったん双方、脱力します。これを1セットとして3セット行います。


 
※ この3つの流れを続けて行ってみましょう。時間が無いときは、可能なものを選んだり回数を少なめにするなど調整してください。全く行わないよりも少しでも刺激が入った方が血流回復に役立ちます。

コリをほぐすと視界スッキリ

私が体調不良の相談を受けた経験上、コリをほぐすだけでも「わぁ! 目の前が明るく感じる!」「物がくっきり見えるようになった」「目がぱっちり開いた感じがする」と口にする人が多いのです。目の前が明るくなるとそれだけで気分が軽くなったり、自然な笑顔が見られたりもします。

気付かぬうちに体調不良を慢性化しないためにも、定期的にエクササイズを行って、体を休ませてあげてください。

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