第2問:服が選びやすいウォークインクローゼット
ウォークインスタイルは、衣替えのいらない理想形として最も人気のある収納です。同じ面積でも扉の位置が違うと、それに伴ってハンガーパイプの配列が変わります。次の3タイプのなかで、一番片付けやすい収納はどれでしょう。A:ハンガーパイプがL字型の配列 B:ハンガーパイプが平行に2列で中央スペースに余裕がある C:スペース中央が通路で両サイドにハンガーパイプ
モノが増えても床にモノを置かないのが、片付くウォークインでは必須のこと
一方で、Bタイプの利点は、クローゼット内でゆったりと着替えができること。空いたスペースに作業台を置けば、そこで服をたたんだりボタン付けをしたり、アイロンがけをしたりなど、服のメンテナンスの場所としても使えます。そうした付加的機能を優先するならBタイプですが、スペースを効率よく使って収納量と片付けやすさを両立させるならCタイプが優れています。
第3問:散らかりやすいダイニングが片付く収納
テーブルまわりは、家族全員の持ち物が散らかって困る場所です。ここではテーブル近くの壁面を使った収納を想定しています。片付けやすい収納はどれでしょう。A:テーブルの高さと同じカウンタータイプの収納 B:床から天井まで全面を使った収納 C:カウンタ―収納と吊戸棚の組み合わせ
便利な場所にある収納は、とりあえずしまったモノが乱雑になる恐れがある。収納グッズを使って整理整頓しておきたい
ダイニング収納は家庭の片づけ習慣で優劣が左右される
カウンター収納の上は気軽なチョイ置きに注意。吊戸棚をガラス扉にすると、カウンター収納の上に対して飾る意識が高まる
ダイニング収納を計画する際には、しまうアイテムとその分量を想定して、どんなしまい方をするのかということまで設定しておくことが肝心です。棚だけでいいのか、グッズは何を使うのか、引き出しはなくていいのかなど、細部まできちんとつめてプランに反映させましょう。