内部も見応えのある6つの修道院
メテオラ最大の修道院、メガロ・メテオロン修道院
開館時間や休館日は各修道院によって異なり、季節(夏季は4月~10月、冬季は11月~3月)によっても変動します。また重要な宗教行事や礼拝などにより、急に閉館になることもあります。全ての修道院を見学したい場合は、事前に電話で確認をとったり、旅程にゆとりを持つことをおすすめします。
■メガロ・メテオロン修道院
14世紀、アトス山から来た修道士アサナシオスより建てられたメテオラ最大の修道院。巨岩の上に建てられ、600m以上の高さに位置しています。内部も見応えがあり、かつては食堂だった建物が博物館として利用されています。宗教画のイコンを集めた部屋、アトス山の建築様式の影響が残る教会、貴重な写本や宝物、ドーム内の見事な壁画など、必見のものがたくさんあります。
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TEL:24320-22278
開館時間:夏季 水~月曜 9:00~17:00、冬季 木~月曜9:00~16:00
休館日:火曜、冬季は火、水曜
※法定祝祭日や、復活祭など毎年変動する祝祭日による休館日や開館時間の変更あり 電話で要確認
拝観料:3ユーロ
■ヴァルラーム修道院
14世紀に隠者ヴァルラームが建てた教会の跡地に、修道士の兄弟が修道院を建立しました。岩を削って造られた通路を通って修道院へと上がっていきます。ドームや壁画のフレスコ画は16世紀のもので必見です。1536年に建てられた塔には、空中を伝うロープと巻上機があり、これらは現在も物資を運ぶために使用されています。
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TEL:24320-22277
開館時間:土~木曜 9:00~16:00
休館日:金曜、冬季は木、金曜
※法定祝祭日や、復活祭など毎年変動する祝祭日による休館日や開館時間の変更あり 電話で要確認
拝観料:3ユーロ
■ルサヌ―修道院
1288年頃に建築が開始され、1545年に尼僧院に改修されました。こじんまりとしていますが、内部はとても綺麗に保たれており、クレタ派の画家によるフレスコ画が有名です。1930年にかけられた橋がありますが、それが見えないと巨大な岩を背景に、空中に浮かんでいるように見え、よく絵葉書などでその風景が使われています。
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TEL:24320-22649
開館時間:夏季9:00~18:00、冬季 木~火曜9:00~14:00
休館日:夏季は無休、冬季のみ水曜
※法定祝祭日や、復活祭など毎年変動する祝祭日による休館日や開館時間の変更あり 電話で要確認
拝観料:3ユーロ
■アギオス・二コラオス修道院
14世紀に建てられ、16世紀前半に再建された修道院。坂道をのぼっていくのはけっこう疲れますが、岩肌に沿うように建てられた様が見事です。必見のフレスコ画などがあります。
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TEL:24320-22375
開館時間:土~木曜9:00~15:30
休館日:金曜
※法定祝祭日や、復活祭など毎年変動する祝祭日による休館日や開館時間の変更あり 電話で要確認
拝観料:3ユーロ
■アギオス・ステファノス修道院
1350年建立、現在は尼僧院のアギオス・ステファノス修道院は、階段をのぼらないで訪れることができます。カランバカの街を一望でき、清々しい景色を楽しめます。併設の博物館もあり、宗教画のイコンや壁画、写本や刺繍など、見応えがあります。
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TEL:24320-22279
開館時間:夏季 火~日曜9:00~13:30、15:30~17:30、冬季 火~日曜9:00~13:00、15:00~17:00
休館日:月曜
※法定祝祭日や、復活祭など毎年変動する祝祭日による休館日や開館時間の変更あり 電話で要確認
拝観料:3ユーロ
■アギア・トリアダ修道院
高さ550m以上に位置し、130段の階段をのぼるのはかなり体力が要りますが、絶景ともいえる素晴らしい風景が広がります。写真撮影の定番スポットでもあります。修道院に入ってすぐの壁画は必見です。洗礼者聖ヨハネに捧げられた教会があります。
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TEL:24320-22220
開館時間:夏季 金~水曜9:00~17:00、冬季 金~火曜10:00~15:00
休館日:木曜、冬季は水、木曜
※法定祝祭日や、復活祭など毎年変動する祝祭日による休館日や開館時間の変更あり 電話で要確認
拝観料:3ユーロ