ストーカー問題の新展開
これまでストーカーがニュースになるのは、殺人事件にまで凶悪化した場合がもっぱらでした。ところが今回は、つきまといの段階で即逮捕ですから、ニュース対応も大幅に変わるってものです。
ということで、改めてストーカー問題についてじっくり考えてみたいと思います。警察ざたにならないレベルでも、壮絶なスッタモンダが繰り広げられてるらしいですね。
法律で取り締まられ始めたのは最近
ストーカー規制法が施行された2000年。それ以前から大きな社会問題になっていましたが、警察も民事不介入という壁に阻まれ、被害者を完璧に守ることが難しかったといいます。その数年前、1997年に入ってすぐに「ストーカー 逃げきれぬ愛」「ストーカー・誘う女」というドラマが、ほぼ同時期にスタートしています。そこから考えると「ストーカー」という言葉が日本で広まったのが、おそらく90年代のことでしょうか。
ただし、ストーカー行為自体は「つきまとい」という呼ばれ方で、はるか以前から世間にはびこり、多くの被害者を苦しめていました。当時、ほとんどの場合は表に出ることがなかったものの、ある特殊な職業の皆さんだけは、積極的に公表してきました。