現地ガイドが厳選！バリ島で行くべきお寺ベスト8

神々の島バリを感じるお寺巡り

バリ島が他の観光地と異なるのは、ヒンドゥー教の影響が大きいと思います。祀り事を行うお寺はバリ島の至る所にあり、どこかしらで宗教行事が行われている印象です。外国から訪れる観光客は、お寺を介してバリ人の生活の中に深く根付いている宗教観に触れることができるかもしれません。今回は特に日本人観光客に注目され、観光でも人気の8つのお寺に焦点を当てて紹介してみたいと思います。

夕日＆ケチャックダンス／ウルワツ寺院

断崖絶壁の上にあるウルワツ寺院は10世紀に建立され、14世紀に高僧ニラルタによって最高神を奉るメルーという祠を増設したと言われています。ダイナミックな絶壁の景色と海に暮れ行く夕日を背景に演じられるケチャックダンスがなんといっても見所のハイライト。

ケチャックダンスの上演は約1時間。ジンバラン方面に戻るまでは、すいていれば約20分の道のりですが、一本道しかなく観光客を乗せた車が一斉に出発するので1時間ほどかかることがよくあります。

ウルワトゥ寺院での夕日観賞は一日の観光の最後に計画するパターンが多くなります。ちなみにウルワトゥ寺院でのケチャックダンス観賞の後のディナーのお決まりコースはジンバランビーチでのシーフードバーベキューです。

夕日の名所／タナロット寺院

ウルワトゥ寺院と並んで夕日の名所であるタナロット寺院。タナロット寺院とウルワトゥ寺院の夕日は当然同時には見ることができないので、両方の寺院を観光をしたい場合はタナロット寺院での夕日観賞は諦めることになります。

タナロット寺院は国内の観光客にも人気で、駐車場からお寺まで並ぶ土産物店はいつも賑わっています。お寺がある敷地の周囲は歩いて散歩をするにちょうどよく、いろいろな角度からお寺を眺めたり、記念写真を楽しむとよいでしょう。

引き潮の時はお寺の下にある祠で聖水を浴びて清めてもらったり、寺の守り神だとされるヘビを見るなどの楽しみもあります。夕日の時間まで滞在すると帰りの道路はウルワトゥ寺院と同じ理由で混雑するので、タナロット寺院近場でディナーを済ませてから帰路につくのがおすすめです。

メルーが美しい／タマンアユン寺院

タマンアユン寺院の夕日を体験する前にコースの中に一緒に組み合わせたいのがタマンアユン寺院です。2012年にユネスコの世界遺産にバリ島が登録されましたが、その登録エリアの一つであるタマンアユン寺院に訪れたいと希望する観光客も増えました。以前からもメルーと呼ばれる聖なるアグン山を模したと言われる塔が有名で、これほど高く沢山のメルーが並ぶお寺は他と比べても存在の大きさを見せつけられます。

メルーがある境内には観光客は入ることができないので、周囲から眺めるだけになります。タマンアユン寺院はタマン（庭）の意味を含むお寺で、道路からお寺に向かうアプローチには広い芝生の美しい庭が広がっています。

バトゥール湖とウルン・ダヌ・バトゥール寺院

ユネスコの世界遺産つながりで訪れる観光客が増えた寺院は、バリ島の水源であるバトゥール湖の女神「デウィ・ダヌ」を祀るウルン・ダヌ・バトゥール寺院です。世界遺産に登録される以前、この周囲は巨大な円形のようなカルデラをもつバトゥール山とバトゥール湖は「キンタマーニ高原」の名称で有名でした。

ウルン・ダヌ・バトゥール寺院の境内はサロンを巻いて途中まで入ることができます。サロンは入り口付近で有料レンタルしているほか、チケット販売のスタッフに手配してもらうことができます。