手作りのペーパークラフト

手透きの紙

店頭にディスプレイされた手透きの紙に目が釘付けになります
 

プレゼント

店の名前は「Kado」カドとはインドネシア語でプレゼントの意味

店先のガラス窓の中にディスプレイされた鮮やかな手透きの紙に、思わず足が止まります。気になって店内に入ると、色とりどりのクラフトペーパーの数々。店の名前は「Kado」というインドネシア語でプレゼントの意味ですが、商品は全て「サワスワティー・ペーパーズ」というプロダクツのものです。サワスワティーとは芸術、美、知識、詩を司るヒンドゥーの女神の名前です。オーナーはオーストラリア人女性でバリ島の環境問題に興味をもっていたことが商品作りのきっかけだそうです。近代化にともなって起こるゴミの処理問題に注目し、小さなことから始めようと、使われなくなった紙を再生して商品化するスキルを開発しました。ウィスヌ財団(バリの環境保全に関係ある非営利財団)の支援を受けてサラスワティー・ペーパーズが誕生したのが1995年のことなのだそうです。

 

再生紙

100%再生紙を使い、着色には植物の根や葉、大地からとれる天然の染料を使用しています


バリ島の伝統的な柄とモダンな柄の幅1メートルくらいの手透きの紙が店内に飾られています。手透きの紙は全て再生紙を使って作られたもの。素材となる再生紙はバリ島周辺の学校、オフィス、ホテル、ヴィラや家庭などから集められた使用済みの紙を利用しています。製紙行程のどの段階においても、化学薬品や漂白剤は使用していないそうです。環境に優しい手作り商品は、バリ島の紙のごみを減らす手伝いにもなっているようです。

味わい深い再生紙の商品

豊富な商品

商品の不揃いは、むしろ芸術作品として反映されています


エンボス柄

バリ島の伝統的な柄のカードは日本円で約200円くらいから

最新のコンテンポラリーデザインが印象的な再生紙やオーガニック素材商品は、バリの村の女性によって創作されています。素材をたくみに組み合わせ、質感を出すために竹や花びらなどの植物繊維が加えられています。思わず手に取って慈しんでしまう、優しく味わいのある商品に仕上がっています。このほか、手帳や写真帳、雑誌を細く切って縫い合わせたバッグなど、手頃な価格の商品も。バリ島の伝統的な柄をモチーフにしたエンボス(型押し)加工したカードはお土産にも最適ですね。

 

象も商品づくりに貢献

象

動物柄の商品は象が関係しています


可愛らしい動物柄の商品は、バリ島内にあるエレファント・パークの象の排泄物を利用したものなのだとか。そこで思い出しましたが、もしかしたらと思ってスタッフに詳しい話を聞いてみると、思い当たることが……。商品化のきっかけとなったのはエレファント・パーク施設を主催するアクティビティー会社に勤めていた日本人スタッフのアイディア。なんとその日本人女性はガイドの友人でした。今は日本に戻って子育てに夢中になっていますが、この商品のことを教えたらビックリでしょうね。

店の商品の売り上げの一部は環境保護のために寄付をしているそうです。身近なことから始まる環境保護の輪、バリ島でも芽生えつつあるようですね。

<DATA>
SARASWATI PAPERS(サラスワティー・ペーパーズ)
Flagshiop Store Kado-Kuta

住所:Jl.BatuBeling No.100 Kerobokan
電話:0361-4732117
営業時間:9:00~21:00
休日:ニュピ(ヒンドゥー教の祭日)



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