神々の島バリを感じるお寺巡り
バリ島が他の観光地と異なるのは、ヒンドゥー教の影響が大きいと思います。祀り事を行うお寺はバリ島の至る所にあり、どこかしらで宗教行事が行われている印象です。外国から訪れる観光客は、お寺を介してバリ人の生活の中に深く根付いている宗教観に触れることができるかもしれません。今回は特に日本人観光客に注目され、観光でも人気の8つのお寺に焦点を当てて紹介してみたいと思います。夕日&ケチャックダンス/ウルワツ寺院
夕日を背景に上演されるケチャックダンスは迫力満点
夕日の時間はだいたい18:00から始まりますが、ケチャックダンスの会場は各国から集まる観光客で埋め尽くされてしまうので、やや早めに席を確保するのがおすすめです
ケチャックダンスの上演は約1時間。ジンバラン方面に戻るまでは、すいていれば約20分の道のりですが、一本道しかなく観光客を乗せた車が一斉に出発するので1時間ほどかかることがよくあります。
ウルワトゥ寺院での夕日観賞は一日の観光の最後に計画するパターンが多くなります。ちなみにウルワトゥ寺院でのケチャックダンス観賞の後のディナーのお決まりコースはジンバランビーチでのシーフードバーベキューです。
夕日の名所/タナロット寺院
夕日を背景にタナロット寺院のシルエットが浮かぶ光景がフォトジェニック
敷地内を歩いて離れた場所からの風景も壮大です
タナロット寺院は国内の観光客にも人気で、駐車場からお寺まで並ぶ土産物店はいつも賑わっています。お寺がある敷地の周囲は歩いて散歩をするにちょうどよく、いろいろな角度からお寺を眺めたり、記念写真を楽しむとよいでしょう。
引き潮の時はお寺の下にある祠で聖水を浴びて清めてもらったり、寺の守り神だとされるヘビを見るなどの楽しみもあります。夕日の時間まで滞在すると帰りの道路はウルワトゥ寺院と同じ理由で混雑するので、タナロット寺院近場でディナーを済ませてから帰路につくのがおすすめです。
メルーが美しい/タマンアユン寺院
境内を水路が囲み、寺院を周回する水路は田園へと流れ込んでいるのでいます。周囲の稲作を支えていることで世界遺産に登録されました。境内にあるアグン山を模したメルー(大きな塔)が10基並んでいます
タマンアユン寺院の夕日を体験する前にコースの中に一緒に組み合わせたいのがタマンアユン寺院です。2012年にユネスコの世界遺産にバリ島が登録されましたが、その登録エリアの一つであるタマンアユン寺院に訪れたいと希望する観光客も増えました。以前からもメルーと呼ばれる聖なるアグン山を模したと言われる塔が有名で、これほど高く沢山のメルーが並ぶお寺は他と比べても存在の大きさを見せつけられます。
メルーがある境内には観光客は入ることができないので、周囲から眺めるだけになります。タマンアユン寺院はタマン(庭)の意味を含むお寺で、道路からお寺に向かうアプローチには広い芝生の美しい庭が広がっています。
バトゥール湖とウルン・ダヌ・バトゥール寺院
元々は湖畔にあった寺院だったが、1926年のバトゥール山の噴火により、現在の山腹に移転されたそうです
キンタマーニ高原はバリ島を訪れたら観光すべき定番の観光地です
ウルン・ダヌ・バトゥール寺院の境内はサロンを巻いて途中まで入ることができます。サロンは入り口付近で有料レンタルしているほか、チケット販売のスタッフに手配してもらうことができます。