バスケットボール新時代の幕開け

Kawabuchi

川淵チェアマン

そう言えば大げさに聞こえるかも知れませんが、昨年11月に国際バスケットボール連盟(FIBA)より受けていた日本の国際活動停止処分が、2015年8月9日のFIBAセントラルボードにて正式解除になりました。

6月19日以降、事実上の制裁解除となっていたもののタスクフォースを率いる川淵チェアマンが「本日の処分解除はゴールではなく、真の改革へのスタートです」と言う通り、この日がひとつの節目であり、新たなチャレンジの始まりです。


犠牲や代償もありました。しかし、多くの事を正さなければ未来永劫に渡ってバスケットボールに携わる選手、関係者、ファンが本当の意味で団結し明るい未来を築く事は難しかったでしょう。


制裁解除の暁には…

「制裁が解除された暁には……選手はキツイかも知れないけど、解除の為に努力してくれたみなさんに応える為にも、沢山試合をしたい」

5月に話を聞いた時にそう語ってくれたのは男子バスケットボール代表、長谷川健志監督でした。バスケットボールが出来る喜び、国の代表チームだからこそ、全身で表現して欲しいと思いますし、我々ファンもそれを求めていくべきだと思います。

男女共に8月13日~16日の間に千葉ポートアリーナと代々木第2体育館にて国際親善試合が行われます。(公式サイトはこちら

男子はその後、欧州遠征とジョーンズカップを経てアジア競技大会に。女子は8月末にリオ五輪出場予選に臨みます。既に強化合宿など代表活動は始まっていましたがここからが本番です。

リオ五輪出場の為に必要な事、それは4月に書いた記事にあるとおり、まずは男女共にアジア1位通過です。2位または3位となれば世界最終予選へ回ることになり、よりレベルの高い地区との戦いも考えられますので、ハードルは高くとも、まずは1位通過をどれだけ具体的な目標として掲げられるかでしょう。

男子は昨年20年ぶりに3位を獲得し、今年は9月末から始まるアジア競技大会が五輪予選を兼ねています。日本人初のNBA選手となった田臥勇太の4年振りの代表参加、昨季はNBAの下部組織Dリーグでプレーした冨樫、GWUから渡邊、そして明成高校からは日本の将来を担うと言われる八村などが参加。話題性や世代間競争も十分あっただけに本番でも期待したいところです。

より世界に近い日本代表女子にとっても正式解除はグッドニュース。日本人3人目のWNBA選手、渡嘉敷来夢は現地での評価も非常に高くニューヨーク・タイムズの取材記事も書かれるなど、アメリカに渡っての挑戦が確実に実を結んでおり、代表チーム合流後の活躍にも当然注目が集まります。