ワインレッドの座席シートが並ぶ客車
客車は先頭の1両目が指定席で、後方に3両の自由席車両が繋がります。秩父路の自然に調和する落ち着いた色調の紅褐色の車体の中に、ワインレッドの座席シートが並びます。これに、木質調の壁が加わり、昭和レトロな雰囲気が漂います。4人がけのボックスタイプなので、ファミリーでの利用にもってこいです。昼食には車内販売のパレオランチ
列車が動き始めると、秩父市出身の落語家、林家たい平がアナウンスで、秩父路の魅力を紹介してくれます。弁当、菓子、ジュース、ビールの他に、SLグッズなどの車内販売があり、記念の品を購入することができます。昼食にはパレオランチがおすすめです。窓の外に雲のようにたなびく黒煙
車の外を見ると黒煙が雲のように、たなびいています。線路脇には民家が建っているところもあります。近所迷惑なのではないかと思えますが、1日に2回、勇壮な姿が見られることを喜んでいることでしょう。その証拠に沿線にはカメラを構える人の姿が絶えません。電車の乗り慣れた人にとっては物足りないスピードかもしれませんがSLの旅で、ゆっくりのんびりしてみるのもいいでしょう。途中停車する武川、寄居、長瀞、皆野、秩父、御花畑、各駅での停車時間はたっぷりとあるため、乗車前に写真と取り損ねた人は、各駅で再チャレンジすることができます。特に10分近く停まる長瀞では毎回、黒山の人だかりができあがります。沿線に点在する埼玉屈指の観光スポット
秩父鉄道の沿線には、埼玉屈指の観光スポットが点在しています。SLの運転期間に合わせて舟航する長瀞ライン下りは、その筆頭格です。春には羊山公園の芝桜、秋には三峰口から奥秩父への紅葉狩りなど、四季折々の彩りを楽しむことができます。【秩父鉄道】
TEL:048-523-3311(代表)
ホームページ:http://www.chichibu-railway.co.jp/
往路熊谷発10:00過ぎ、復路三峰口発14:00過ぎ
詳細は秩父鉄道ホームページを確認