デジタルビデオカメラ/デジタルビデオカメラレビュー

ソニー「FDR-AXP35」を使ってみた!4Kは必要か(2ページ目)

「ハンディカム」は、ソニーの民生用ビデオカメラのブランドですが、そのハンディカムの4K対応ビデオカメラが、「FDR-AXP35」です。今回は、この4Kハンディカムをレビューしてみました。

阿部 信行

執筆者:阿部 信行

デジタルビデオガイド


4Kでの撮影


今回のモデルは、東京駅undefined1

今回のモデルは、東京駅(1)


撮影は、東京駅前の丸ビルでイベントがあったこともあり、東京駅をモデルにしてみました。4Kの映像を記録するフォーマットは複数あり、民生機の場合、「XAVC S」というフォーマットが利用されます。なお、FDR-AXP35では、この「XAVC S」をHDの記録にも利用しています。したがって、次の3種類から記録方式を選択できます。

  • XAVC S 4K :4K画質で記録、4KTVでの視聴に適している
  • XAVC S HD:XAVC S形式でHD画質で記録
  • AVCHD  :AVCHD形式でHD画質で記録
※シェア用ファイルとして、720/30pのMP4動画を同時記録する機能も搭載。

なお、「XAVC S 4K」と「XAVC S HD」のフォーマットは、次のような特徴があります。
  • XAVC S 4K
    解像度    :3,840×2,160
    フレームレート:30p/24p
    ビットレート :100/60Mbps
  • XAVC S HD:
    解像度    :1,920×1,080
    フレームレート:60p/30p/24p
    ビットレート :50Mbps
●クリアな映像
今回は、「XAVC S 4K 」の60Mbpsをメインとして撮影してみました。解像度の高さを実感できるとてもクリアーな映像で、さすが4K映像だと感じます。自然な色調の絵作りが好感を持てます。
解像度の高さを実感できる映像

解像度の高さを実感できる映像


色作りも、とても自然で好感が持てる

色作りも、とても自然で好感が持てる


いずれにしても、4Kの解像度の高さによるクリアーな感覚は、これまでのHDの映像を突き抜けた「重量感」を感じます。

なお、ズームで望遠側のテレ端(ズームレンズの焦点距離をもっとも長くした状態)では、明暗の差が大きい境界部分に、パープルフリンジといって紫色が発生しています。しかし、個人的にはこのくらいのフリンジであれば、普段使いでは特に気にならないと思います。
フリンジが発生している

フリンジが発生している

フリンジが発生している箇所を拡大

フリンジが発生している箇所を拡大


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