新機能はいろいろあるのですが、Facebookページの運用者が押さえておきたい主なものをまとめてみましょう。
返信時間
Facebookページにユーザーからプライベートなメッセージを受け付ける「メッセージ」機能があります。新機能の返信時間では、過去7日間に受け取ったユーザーからのメッセージの90%に対して、返信時間の中央値が5分以内で返信すると、ページのカバー写真の下に、 [返信が早い]のアイコンがオンになります。
返信時間が早いとアイコンが表示されるようになった
中央値......平均値ではないのか?と思って英語版を見ると、average(平均値) と書いている部分と、median(中央値)と書いている部分が混在していました。おそらく平均値が正解なのではないかと思いますが、判定の詳細は不明です。
いずれにせよ、Facebookページのメッセージは、どのページでもそれほど多くやりとりがあるものではありません。返信時間を5分以内にするのは、至難の業。なかなかアイコンをゲットするのはハードルが高く、設定がチューニングされることに期待です。
このハードルをクリアしているページを発見しました。
日本語版の表示は「メーセージへの返信時間: 良好」となっていました。
メッセージの返信時間
ニュースフィードのトップに表示
Facebookページの投稿は、ニュースフィードに表示されにくくなっています。せっかくFacebookページに「いいね!」をしたのに、ニュースフィードに表示されないということも。それを回避するために、ユーザーがFacebookページに「いいね!」をした時に、ページの投稿を「ニュースフィードのトップに表示」することを選択で きるようになりました。複数のページをトップに表示するように設定することもできます。なお、この機能は一般のユーザーに対しても使えます。友達やフォ ローしているユーザーなど、投稿を見逃したくないユーザーはトップに表示するといいでしょう。
ニュースフィードのトップに表示
モバイル時代になって、特にニュースフィードのトップに表示されることはリーチをあげる上でも重要です。Facebookページ運用者は、ユーザーに呼びかけるなどして、機能の使い方の普及をする必要があります。
投稿の下にリーチと投稿クリックなど
こちらも一部のページのみ適用されている新機能です。
管理者でページを表示すると投稿の下にリーチと、リーチ率(?)、投稿クリック数が表示されます。
投稿の下にリーチなどが表示される
リーチ率に?をつけたのは、計算上のリーチ率と表示される%に差があるからです。また「平均以上」「平均以下」と表示されますが、これも何と平均しての評価なのかが不明です。例えば、あるページでは、51%で「平均以下」と表示されていることもあれば「20%」で平均以上と表示されていることもありました。
英語版では、この表示はないようです。
「インサイトを表示」をクリックすると、その投稿のインサイトが表示されます。投稿が獲得した「いいね!」やシェアの数が確認できます。この表もわかりにくいのですが、一番左側が合計数、真ん中が投稿そのものが獲得した「いいね!」やコメントなど、右側がシェアされた先で獲得した「いいね!」やコメント数です。
投稿の簡易的なインサイトが表示される
インサイト動画
インサイトで動画の再生数が確認できるようになりました。
これまでも、動画投稿では、その動画の再生時間などを詳しく表示できましたが、ここではページ全体の動画の閲覧数などを確認できます。
インサイト(動画)