中国株は上位に名を連ねるも・・・
運用成績の「ベスト10」では、主として中国の株式に投資するタイプが上位に名を連ねました。中国・上海の株式市場は、昨年末から今年6月中旬までバブル的な暴騰を見せていましたが、後に急落。首位につけた「中国A株オープン」(岡三)も、6カ月間の累積騰落率こそ+42.5%でしたが、実は6月の1カ月間だけで9.2%下落しています。こうした中国株式市場の流動性低下を受け、7月以降、一部のファンドでは買付・解約の申込み停止措置が取られました。運用を行う上で「やむを得ない事情」があると運用会社が判断した場合、投資信託の買付や解約の受付が急に停止されることがあります。具体的には、投資対象地域における非常事態(自然災害、金融危機、クーデターをはじめとした政治体制の変更等)の発生とそれに伴う市場の閉鎖、さらには、市場流動性の極端な減少などが挙げられます。