金持ち父さんも余暇の時間でビジネスを始めた!
余暇の時間で小さく始めよう
投資もビジネスも「よちよち歩き」で始めよう
知識も経験もないのに、いきなり会社を辞めて明日から自分の会社を開業するとか、株や不動産に大金を投資するなどというのは厳禁です。「冒険」と「無謀」は違います。私はいつも「よちよち歩きで始めよう」と強くお勧めしています。人生には間違いや失敗がつきものだからです。だから、間違いや失敗が起こることを覚悟して始めてください。そしてそこから必ず学ぶことです。「原因は何だったのか」、「どうすれば良かったのか」をじっくり考え、今後に活かしましょう。学ばずに同じ間違いや失敗を繰り返す人は、ただの「愚か者」です。
間違いや失敗を怖れることはありません。自転車の練習をしたときのことを覚えていますか? 上手に乗れるようになるまでに何度か転んだはずです。投資やビジネスも同じです。大事なのは大きく転ばないこと。大けがさえしなければ、立ち上がってまたやり続けることができます。
「ファイナンシャル・インテリジェンス」の4つの要素
金持父さんは、私にこう教えてくれました。「金持ちになるのに必要なのは、より多くのお金ではない。必要なのは、『ファイナンシャル・インテリジェンス(お金に関する知性)』だ」これは「ファイナンシャルIQ(お金に関する知能)」とも言います。金持ちになるための考え方と知識や技術です。ファイナンシャル・インテリジェンスを身に付けたおかげで、私は「ラットレース(給料日から給料日へと食いつなぐ生活)」から抜け出すことができました。「ファイナンシャル・インテリジェンス」は、次の4つの専門的な知識の力で成り立っています。
1.会計力
ファイナンシャル・リテラシー、つまり「数字を読む能力」です。「財務諸表」を読んで理解できることが、どんな投資やビジネスにも不可欠です。数字は嘘をつきません。数字が読めれば、その投資やビジネスの強さや弱みがわかります。
2.投資力
投資は「お金がお金を作る科学」です。創造力を働かせて手法を選び戦略を練ります。自分に適した手法や戦略はどれなのか、学ぶ必要があります。一番初めの一歩としてボードゲーム「キャッシュフロー101」で疑似体験するのもお勧めです。投資にお金を入れる前に、学ぶために時間を投資してください。
3.市場の理解力
市場の需要と供給の科学を理解する能力のことです。ファンダメンタルズ(基礎的な側面)だけでなくテクニカル(人為的な側面)も分析して投資のタイミングを決めます。「キャッシュフロー202」ゲームでは、テクニカル投資の基礎を安全に疑似体験できます。
4.法律力
法律の力を理解し、会計力、投資力、市場の理解力を「会社」という殻で包むと、速く金持ちになれます。会社は、税の優遇措置や法律によって守られているからです。金持ち父さんが「自分のビジネスを持て」と力説していた理由もここにあります。
「自分のビジネスを持つこと」の力がまだピンとこない人も多いかもしれません。今は、「自分のビジネスを持つことが経済的自由への道だ」ということだけでも覚えておいてください。では、給料生活と自分のビジネスを持つことでは何が決定的に違うのか…それは次回にお話します。お楽しみに!
今あなたがお金をいくら持っているかは問題ではありません。あなた自身の将来のより良い経済状態のために、今あなたが何をするかが問題です。お金について楽しく学びましょう!
★金持ち父さんのエッセイは次回に続きます!
★ロバート氏の連載を第1回から復習したい方はコチラへ!
「貧乏父さんが金持ち父さんに変わる新常識」第24回目まで好評配信中!
ロバート・キヨサキ氏
「金持ち父さん」日本オフィシャルサイト
http://www.richdad-jp.com/