バドミントンのスマッシュ練習に入る前に
バドミントンのスマッシュ練習方法とは
まずは基礎練習から始めましょう。あなたは動かずに、打ちやすい位置にシャトルをあげてもらって打つ練習からです。
これが出来るようになれば、あとは飛んできたシャトルに合わせて、その打ちやすい位置に自分が移動すればいいだけなのです。
バドミントンのスマッシュが上達する効果的な練習法
スマッシュ練習をする準備・基礎固めができたら、次は動きもつけてより実践寄りの練習に移りましょう。他のショットにも当てはまりますが、ある特定のショットの練習をする時は、ノックが有効です。【1】. スマッシュ→プッシュ練習
これは前後の動きを取り入れた練習方法です。
スマッシュを練習したいあなたは、「スマッシュを打ち、前方に素早く詰めて次の球をプッシュで決める」という流れを繰り返します。
練習相手であるノッカーは、そのために前後にシャトルをノックしてあげるのです。流れとしては以下になります。
これを20球×3セットなど回数を決めて繰り返します。スマッシュを返球された時を想定しており、きっちりと決めきる、という練習になります。
- コート中央で構える
- ノッカーから上がってきたシャトルをスマッシュで返す(コート後方)
- スマッシュを打ったら、素早くコート中央に戻る
- ノッカーから上がってきたシャトルをプッシュで返す(コート前方)
- 1に戻る
はじめはコートの半分を使って、単純に前後を順番通りに練習しましょう。
【2】. スマッシュ→スマッシュ練習
これは左右の動きを取り入れた練習法です。
フォア(利き手)側から打ったら、バック(利き手の反対)側から打ちます。どちらもコートの後方で打つ形になりますが、スマッシュを打ったらコートの中心に戻ることがポイントです。以下が一連の流れになります。
これも同じく20球×3セットなど回数を決めて繰り返し行います。
- コート中央で構える
- ノッカーから上がってきたシャトルをスマッシュで返す(コート右後方)
- スマッシュを打ったら、素早くコート中央に戻る
- ノッカーから上がってきたシャトルをプッシュで返す(コート左後方)
- 1に戻る
さらにスマッシュを打つ時は、右(左)から左(右)へのクロスの打球なのか、ストレートに打つのか意識すると更に練習になります。ただノックを打ち返すのではなく、より実戦に近い意識で取り組みましょう。
【3】. 2対1練習
前述した2つのノック練習にも慣れてきたら、この練習も取り入れてみましょう。文字通りレシーバー2名に対して、あなたは一人でスマッシュを打ち込みます。レシーバーが打ち返す球のコースは、最初は限定しておいても良いでしょう。
慣れてきたら、徐々に制限を緩めていき、最終的にはランダムで行いましょう。「あなたがレシーバーから5点とったら交代」などのルールでやるとやる気もでます。
厳しい球でも、攻めきるチャレンジが大切ですよ!
ノックを練習するときのポイント
ノックなどの練習は、ノックをするノッカー側の技術が重要です。ノックが下手だと、効果のある練習は難しくなってしまいます。ノッカーを選ぶ時は、できる限り上手な人に頼むほうがいいでしょう。ノックする側のポイントを2つご紹介しておきます。
まず1つ目は「気持ち早めにノックする」ということです。
ノックの利点は、あなたがミスしようが空振りしようが、次の球を出せるところです。つまり球を出すタイミングもノッカー側でコントロールできるのです。
また、ノックは練習なわけですから、厳しい・きつい球出しをしてあげた方が練習になります。ということは、少しだけ早めにノックしてあげることで、その分早く反応して打つ、という感覚が身につきます。これが出来ると実際の試合で、余裕を持って処理できるようになりますよ。
もう1つは、「ノックはツンデレで」ということです。
ツンデレは例えですが、つまり「きつい球とゆるい球」を織り交ぜるということです。きつい球ばかりだと打てない球が増え、やる気も上がりません。反対にゆるい球ばかりだと練習になりません。大切なのはバランスです。
必死に頑張らないと打てないようなきつい球の中に、少し頑張れば打てるゆるい球を織り交ぜてあげれば気持ち良く練習できるはずです。
以上、「スマッシュの練習方法について」でした。怪我をしないように準備運動もお忘れなくっ!
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