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投資で勝つタイプ・負けるタイプ5つのチェックテスト

投資を始める時に、外部のことを学ぶより重要なことがあります。それは自分自身をよく知ることです。投資に必要な資質のうちで、自分の弱点は何ですか?それを克服する方法は何ですか?それを考えることで、負けない投資術にたどり着くことができます。

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

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投資で自分の弱点を克服する方法は

投資で勝つタイプ、負けるタイプ

投資で勝つタイプと負けるタイプを解説

「投資は己を知ってから」の第二弾は、自分のタイプを知るということです。タイプと言われても、どんな点に注目したらいいのか分からないかもしれません。そこで、投資に向いている人のストロング・ポイントを予習しておきましょう。


投資に強い5つのタイプ

勝てる投資家に共通する5つの特徴は……。

・辛抱できる
・論理的に考えられる
・学ぶことが好き
・一貫しているが柔軟である
・思いっきりがいい

投資に向いている人は、以上の特性を備えています。しかし、すべてを完ぺきに持つ人はいません。だれにも、得手不得手、向き不向きがあります。大事なことは、自分が欠けているものに気がつくこと。できれば、それを補う手段を持つことです。

自分自身の傾向と対策

あなたは辛抱強いですか?
もしそうでないのなら、辛抱強くいられるための規律を作りましょう。たとえば、一度投資したら5年は売らないと決めるとか。金融商品の時価が30%下落するまでは、我慢するとあらかじめ決めておくとかといった投資行動の規律です。

論理的に考えられない、学ぶことも嫌いという人もいるでしょう。それならば、代わりにそれをしてくれる人を探しましょう。たとえば、証券会社のラップ口座を利用したりして、自分の苦手な部分を代行してくれる専門家を雇う方向で投資をするのです。FPや投資アドバイザーもいます。

投資は怖いので、思い切れないという人も多いでしょう。そういう人は、計画的な投資(毎月の提示定額購入)から始めてみてはどうでしょう。最初は数万円からのつみたて投資を始めて、怖くないと思える程度に、徐々に投資金額を増やしていくのです。思い切れない人にも、強いマインドを育てる方策があります。

投資において、一貫していることはむずかしいし、なおかつ柔軟であることもよりむずかしいのです。しかし、自分が一貫できないのか、柔軟でないのか、どちらのタイプかが分かれば、対処はできます。一貫できない人は、周囲のノイズに影響されることが多いのです。いっそ、周囲のノイズを遮断することにより、自分の信念を貫いて、ひとつの成功体験を作ってはどうでしょうか?石の上にも三年と申します。

柔軟になれない人は、成功している投資家から柔軟さが生み出す成果の大きさを学びましょう。たとえば、株高になると信じていても、一瞬の判断で逆の行動を取り、リターンを稼ぐ人はいます。

「変えてはならないものを守る堅実さと、変えるべきことを一瞬で悟る英知とが、ともに投資には必要なのです。それを、現実の成功している投資家から学ぶことが、たいへん役に立つとおもいます。真似るべきお手本を持つことが、対策となります。

投資に弱いタイプ

投資の成果をさまたげる問題のタイプには、こんなものもあります。

・極端に損失を怖がる人。
・過激な成果でないと満足できないギャンブル好き。
・自己顕示欲が強すぎる人。
・他人に勝つことにこだわる人。
・お金のことになると秘密主義になる人。


いずれも、セルフコントロールができないことが、最大の問題です。自分の心を内省して、自分で制御できる方法を見つけてから、投資に参加してください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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