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最新版日本株ベストバイ50銘柄第5位の成長企業に注目

最新版日本株ベストバイ50銘柄の6月度、7月度で9位と5位をマークした成長企業、クックパッド(2193)のご紹介です。スマートフォン普及の追い風を受けプレミアム会員数は160万人を突破。企業内容の良さが光ります

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

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最新版日本株ベストバイ50銘柄第5位の成長企業に注目!

月間5000万人が訪れるundefined日本最大級の料理レシピサイトを運営する成長企業のご紹介です!

月間5000万人が訪れる 日本最大級の料理レシピサイトを運営する成長企業のご紹介です!

力強い実績を誇る日本株ベストバイ50銘柄15年7月最新版!
15年6月最新版!日本株ベストバイ50銘柄はこれだ!で独自のランキングに基づく高ファンダメンタル銘柄のご紹介を行っていますが、その成績が絶好調です。やはり、現在の日本株市場のように上昇基調にある相場の中では内容の良い銘柄を買うことが如何に重要かということを如実に物語っていると思います。

今回はその絶好調なベストバイ50銘柄の中から、6月のランキングで9位、7月のランキングで5位の、イチオシ成長株であるクックパッド<2193>をご紹介致します。

なお、6月、7月共に1位のMonotaRO<3064>のご紹介も最新版日本株ベストバイ50銘柄第1位の実力とは?で行っておりますので、合わせてご覧下さい。

月間5000万人が訪れる 日本最大級の料理レシピサイト

クックパッド <2193>はレシピサイト「クックパッド」を展開。圧倒的シェアで消費者の囲い込みに成功しており、スマートフォンの普及が追い風となり、会員事業、広告事業で業績を拡大しています。国内においては、「クックパッド」ののべ月間利用者数は順調に推移し、2015年3月末時点で5251万人に達し、プレミアム会員数は160万人を突破しています。

生活密着型のコンテンツは持ち運びや起動が簡単なスマホが馴染みやすい傾向があります。また新聞の購読数が低下をしているなか、インターネットの普及でウェブ上広告の有用性が高まりを見せていることを、考えあわせると、スマホ用アプリ、スマホ向け広告の事業拡大は必然と思われます。

同社のコンテンツは、まさに生活密着型でスマホとの相性が良くスマートフォン普及の恩恵をそのまま享受できます。たとえば、料理中にレシピを見る、「今日の夕飯何にしよっかな」と会社帰りやスーパーの買い物中に見るといったことにスマートフォンは非常に便利です。実際のところ、前述のように月間のべ5000万人を超える利用者がいる点を見ても、その利便性の高さに魅力を感じる人が多いことを伺わせます。

プレミアム会員数は160万人を突破(2015年3月末時点)

セグメント別に見ると、業績の大半は料理レシピサイト「クックパッド」を中心とした「インターネット・メディア事業」が担っています。インターネット・メディア事業の2015年12月期第1四半期の売上収益は25億9455万円、セグメント利益が11億8208万円であり、売上収益全体の90%、営業利益の99%を構成しています。

「インターネット・メディア事業」はさらに会員事業と広告事業に分かれます。会員事業は「クックパッド」のプレミアム会員(有料会員)からの月額280円による収入からなります。プレミアムサービスに登録すると、レシピの人気順検索、節約献立の閲覧、人気専門家などテーマに沿ったレシピの閲覧、お気に入りレシピを最大3000件までの保存、月次アクセスランキングの閲覧、カロリーや塩分量表示、料理の写真とコメント投稿「つくれぽ」の利用などができます。2015年12月期第1四半期の会員事業の売上収益は14億5900万円となりました。プレミアム会員数は160万人を突破しましたが、携帯電話販売店を通じたプロモーションが奏功したようです。

広告事業は、パソコンやスマートフォンサイトにおける広告掲載料が収益源です。2015年12月期第1四半期の広告事業の売上収益は9億5000万円となりました。内、スマホ広告の売上収益は5億900万円を占めています。スマホの普及によって「クックパッド」の利用の70%がスマホを経由しており、スマホ広告が堅調に伸びています。

成長戦略:新たな収益源「特売情報」に注目

次の新たな成長エンジンとしては2015年3月から課金がスタートした「特売情報」に注目できます。「特売情報」は「クックパッド」上で近所のスーパーや食料品店の特売情報を閲覧することができるサービスです。ここでは郵便番号からスーパーが検索できたり、特売情報のメール配信サービスを受け取ることができます。

同社は有料版サービスの主力商品を1店舗当たり月5000円としおり、特売情報の優先表示、小売店が商品の魅力をアピールできるなどの集客サポート、店頭販促物を登録小売店に提供します。

小売店は、月間5000万人が訪れるレシピサイトでの広告の効果に加え、マーケティング情報を得ることができます。クックパッドでは、投稿サイトの履歴や投稿レシピから流行りの料理や食材、閲覧数の多いレシピがわかります。そのデータからこれから需要の高まる食材を割出し、「特売情報」サービスの登録店舗に情報提供しています。店頭でもクックパッドのポップやのぼり、レシピの紹介で特売品、売りたい商品の販促をすることができます。そしてクックパッドは、スーパー等に販促物を置いてもらうことで、インターネットを使わない層にも認知度を高めることに繋がります。

「特売情報有料サービス」における2015年12月期第1四半期の売上収益は2000万円ですが、有料版の申込店舗数の増加傾向を見ると、今後、成長エンジンに育っていくことが期待できると思います。月5000円~という取り入れやすさと新聞折り込みチラシに対する優位性、店長レベルで可能な値段設定は魅力的です。インターネット普及によって新たな集客源の確保が必要とされているなかで、「特売情報」のような集客媒体のニーズは高まっていくことが予想されます。小売店間で「特売情報」の有用性が認知されていけば、新聞の折り込みチラシに代わる販促手法になりえ、ポテンシャルは高いと思います。

高品質な企業価値、内容の良さが光る

今期予想ROEは20%の高水準であり、有利子負債はほぼゼロ、自己資本比率も86.6%と高く、財務基盤は健全と企業内容は非常に優れています。また、配当性向は30%を目途とするなど株主還元にも前向きです。

国内利用者数の70%がスマホ・タブレット端末を経由しているということからもわかるように、同社のサービスは、スマホ・タブレット端末に馴染むものといえます。レシピを見ながら料理を進められるのはもちろん、「今晩のおかず何にしようかな」と会社帰りやスーパーで検索できる等、日常生活に溶け込むことができ、利便性の良さから閲覧数の増加が導かれています。

有料会員数は堅調に増加し、現在有料会員は160万人となりました。そのうちの約70%がスマホ経由で利用していることを考えると、今後のスマホ普及の拡大によってさらなる事業拡大が見込まれます。

同社の成長戦略では生活全般領域にわたる事業展開を目指し、料理レシピ以外の分野での資本提携を積極的に進めています。すでにレシピサイトの「クックパッド」には月間5000万人の利用者を有し、その媒体価値は高まっているなか、そのノウハウを新規事業に活用する可能性にも期待ができます。

参考:日本株通信


※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。

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