それでは残り、7月16日(木)以降に始まる終盤戦のドラマを紹介します。
7月16日(木)スタート
『最強のふたり~京都府警 特別捜査班~』
テレビ朝日系木曜20:00~脚本:森下直、真部千晶ほか
監督:黒沢直輔、猪原達三ほか
ゼネラルプロデューサー:佐藤涼一
プロデューサー:川島誠史、高橋伸之、島田薫
主題歌:クリス・ハート「あなたへ」
出演:橋爪功、名取裕子、和田正人、酒井美紀、田中要次、原田夏希、吉見一豊、柳ゆり菜、羽場裕一
「京都府警から団塊の世代がごっそり退職したことから捜査技術継承のため、東雲甚八(橋爪)は嘱託刑事として復帰。かつて”伝説の鬼刑事”といわれた東雲だが妻に先立たれた今は”昼行灯”と呼ばれている。上司である捜査一課の新人班長・夏木朝子(名取)はそんな東雲にいらだつ。しかし、実は独自の情報網を駆使して事件の真相を追っていた。」
『京都迷宮案内』の橋爪功と『京都地検の女』の名取裕子がタッグ。『京都迷宮案内』の上司役・野際陽子の代わりに名取裕子が入って、舞台が新聞社から警察になったという感じでしょうか。橋爪功のとぼけた味の復活を期待しましょう。
ところで『京都迷宮案内』は最後のシリーズは2008年なのでみんな終わったと思ってたでしょうが、最新が2013年の『京都地検の女』はこの作品ができたことで終わったことが確定しました。アメリカのドラマにはありがちですが、シリーズものの終わりは判断が難しいですね。
7月17日(金)スタート
『僕らプレイボーイズ 熟年探偵社』
テレビ東京系金曜19:58~原案:藤田宜永「還暦探偵」
脚本:吉本昌弘、松本美弥子、福田卓郎
演出:鈴木浩介、塚本連平、水村秀雄
チーフプロデューサー:岡部紳二
プロデューサー:中川順平、志村彰、高石明彦
主題歌:ウルフルズ「ロッキン50肩ブギウギックリ腰」
出演:高橋克実、水野真紀、冨士眞奈美、伊東四朗、石田純一、笹野高史、角野卓造、中村静香
「中堅家電メーカーの営業部で働いていた岩瀬(高橋)だったがリストラにあう。再就職に苦戦するが、ひょんなことから元刑事・土屋(伊東)が所長のプレイボーイズ探偵社に。タクシー運転手の田浦(笹野)、内科医を引退した堀切(角野)、元オリンピック選手の由井(石田)ら異色の経歴の探偵たちとぶつかり合い協力し合いながら依頼解決のため走り回る。」
『三匹のおっさん』で開拓した熟年路線。二匹目のドジョウはいるのか。キャストは魅力的なのであとはストーリー次第でしょう。高橋克実は『確証~警視庁捜査3課』以来の連ドラ主演。気になるのは『直撃LIVEグッディ!』との掛け持ち。似たようなパターンで井ノ原快彦の『アサイチ』は時間的に午前中には終わって昼ごろからは『警視庁捜査一課9係』に入れそうです。しかし昼放送の『グッディ!』だと朝と夜しか空いてなさそう。平日はスタジオ収録中心で、ロケは主に土日なんでしょうか。
『表参道高校合唱部!』
TBS系金曜22:00~脚本:櫻井剛
演出:石井康晴、池田克彦、吉田秋生
プロデュース:高成麻畝子、大澤祐樹
主題歌:Little Glee Monster「好きだ。」
出演:芳根京子、志尊淳、吉本実憂、森川葵、堀井新太、高杉真宙、荻原みのり、泉澤祐希、葵わかな、柴田杏花、小島梨里杏、長谷川ニイナ、瑛、松本来夢、川平慈英、堀内敬子、神田沙也加、デビット伊東、立石涼子、平泉成、高畑淳子、城田優
「合唱に打ち込んでいた香川真琴(芳根)は名門・表参道高校への転校でやる気満々。表参道高校合唱部の顧問は真琴に合唱の楽しさを教えてくれた恩師・有明(城田)だった。しかし来てみると合唱部は廃部寸前。顧問の有明はキャバクラ通いとギャンブルが趣味というダメ人間になっていた。真琴はショックを受けるが、かつて両親が青春時代を過ごした表参道高校合唱部でやらなければならない、ある目的のため合唱部の立て直しに動き出す。」
夏休みの金曜夜は日本テレビ系金曜ロードショーがジブリアニメを繰り出し、裏のTBS系ドラマは苦戦を強いられます。そのためか主役をオーディションで選び、知名度の低い芳根京子を抜擢しました。芳根京子は『ラスト・シンデレラ』でデビュー。『花子とアン』で花子の娘を演じた注目株。夏ドラマでは『探偵の探偵』で北川景子の殺された妹役も掛け持ち。他の高校生役を演じる若手も含めた未知のパワーを期待しましょう。