ギークとヒッピー
ガイド:「Geeky Boyfriend」のサウンドは、80年代から伝統として、現在も一つのアイドル歌謡のフレームワークともなっている、ガールサウンドですね。
歌詞のセンスも面白い。
文と理が融合してこそ
イノベーションよ!
ギーギーボーイフレンド
「イノベーション」って…アイドル歌謡には普通出てこない言葉!
お二人は「ギーク」についてはどのような考えを持っていますか?
Geeky Boyfreind (SoundCloud)
関根:
この曲は僕も歌詞が凄く好きなのですが、とってもガーリーなノリなのに、言ってることはなんだか普通の女の子とはちょっとズレている、っていうコントラストが面白いなと思ったので、アレンジはギークさを感じさせない正統派なガールサウンドにしていますね。
絵美:
「ギーキーボーイフレンド」は、ずばり、私の好みです! 男性の、なにか一つのことに集中してオタクっぽくなってる姿、頭脳指数高すぎて口が追いついてない姿、コスパ至上主義者すぎて空回りしてる姿、そういうのって、一番セクシーだと思ってて(笑)。私は「Geek is new Hippie」だと思うし、「Nerdy is new sexy」だと思ってます。そういう女性は現代は増えたんじゃないかしら? 実際、実社会において戦闘能力も生命力も高いし。だからPOPに、流行りのボーイと付き合ってるトレンディな私をイメージしました(笑)。
Apple派とApple派
ガイド:最新曲となるのが、「Break! Break! Tic! Tac!」。こちらも、ギーク路線。Remixではサンプリングも入っていて、Appleへのリスペクトが感じ取れる曲ですが、やはりApple派? ちなみに僕が最初に買ったコンピュータはMac 512Kです。それ以来、かなり売り上げに貢献しています。
Break! Break! Tic! Tac! (SoundClound)
絵美:
小学校の時、家に初めて来た、パソコンがiMac G4、スケルトンのパープルで、自分のパソコンがiBook G5。それ以来ずっとApple派ですね。デジタルガジェットって不思議で、それぞれに寿命があって、壊れたら次に買う機種は必然的に決まって。Apple Watchとかウェアラブルが普及したら、永遠に貢ぐことになる…
関根:
僕もApple派ですね。Appleは色々と困ったところもあるんですが、必ずしも優等生がモテるわけではなく、ちょっとヤンチャな男の子や、ワガママだけど魅力的な女の子のような、そんな魅力があると思うんですよね。「ちょっと勘弁してくれよー!(まあ、でもカワイイから許すんだけど。)」みたいな(笑)。そういうテクノロジーと人とのウェットな関わりっていうのも、サテライトヤングが捉えていこうとしてる中心的なテーマのひとつですね。