日本の滝百選に選ばれた滝を「裏から」眺めましょう!
龍頭が滝の雌滝は、雄滝の滝壺から水が流れ落ちているので、雌滝から雄滝を見に行くには雌滝の落差分30メートルを登る必要があります。雌滝の横にある遊歩道を歩いて行きますが、滝の横を登る部分には木の階段があるものの、雄滝が見える箇所は足下が悪い所も多いので、必ず歩きやすい靴を履いて向かって下さい。
階段を上りきり、少し歩くと雄滝の前に来ることができます。40メートル上から流れ落ちる滝の迫力には圧倒されますね。
マイナスイオンをたっぷり味わったら、雄滝の左側に目を向けてみて下さい。実はこの左側にある石段が滝の裏側にまわる入口なのです。
流れ落ちる滝を裏から見ることができる滝を「裏見の滝」と称し、全国にも点在していますが、日本の滝百選に選ばれた滝の中ではごくわずかであり、貴重な風景です。
ただし、石段へ行くためには浅いながらも川を渡る必要があること、石段と滝の裏側は濡れていて非常に滑りやすいので、足下がしっかりした靴を履く必要があります。そして天候が悪かったり、水量が多い時などは無理をして行くことがないように注意して下さい。
日本の滝百選に選ばれていて、裏から滝を眺められる稀有な滝、龍頭が滝をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
神話のふるさとを流れる川の上流にある滝だけに、周辺には神話に関わる名所・旧跡もたくさん揃っていますので、出雲方面に出かけた時はもう1日旅程を追加して、龍頭が滝をぜひ訪れてみて下さい。
龍頭が滝へのアプローチ
地図:Yahoo! 地図情報アクセス:
<飛行機>
出雲縁結び空港が最寄りとなります。
距離は離れていますが、広島空港からのアクセスも可能です。
龍頭が滝の近くまで行く公共交通機関がないため、レンタカー等の利用になります。
<鉄道>
山陽新幹線 岡山駅から伯備線 特急「やくも」で出雲市駅へ。
首都圏方面からは、寝台特急「サンライズ出雲」に乗車しても出雲市駅に行くことができます。
龍頭が滝の近くまで行く公共交通機関がないため、レンタカー等の利用になります。
<車>
出雲縁結び空港からは、山陰道 宍道インターチェンジから山陰道経由で松江自動車道(中国やまなみ街道)へ。
中国自動車道 三次(みよし)東ジャンクションから松江自動車道(中国やまなみ街道)で松江方面へ。
吉田掛合インターチェンジから県道336号線、県道38号線で国道54号線 掛合方面へ。国道54号線を右折した後、龍頭が滝への案内に従い県道39号線に入ると、しばらくして「龍頭が滝 ←3km」の案内が出て来ます。
左折すると下流側の駐車スペースに、直進してもう一つ先の交差点を左折すると上流側の駐車スペースに行けます。
なお上流側の駐車スペースからは、細い山道と木の階段を下りないと滝に行くことができません。下流側の駐車スペースは雌滝までゆるやかな坂のハイキングコースとなります。
【関連サイト】
- 龍頭が滝 (うんなん旅ネット)