「THULE」からアウトドア用バックパック登場

車に取り付けるルーフボックスでおなじみのスウェーデンのブランド「THULE（スーリー）」は、「Bring Your Life」をコンセプトに、PCを運ぶビジネスバッグ、自転車に取り付ける子ども用シートなど、大切なものを丁寧に運ぶための様々な製品を企画・提案してきました。これまでに培った軽くて安全で使い心地のよい製品開発技術を生かし、満を持してアウトドア用バックパックシリーズが登場。アウトドア業界ではニューカマーとなるTHULE製品の特徴について取材してきました。

アウトドア用バックパックのラインナップ

日帰り登山やハイキングなどに適した「キャップストーン」シリーズは、22リットル、32リットル、40リットル、50リットルの4種類。長期旅行用の大型シリーズは「ガイドポスト」と名づけられ、65リットル、75リットル、88リットルの3サイズで展開しています。ガイドポスト88リットル以外は、いずれも男性用と女性用でカラーバリエーションを揃えました（写真右は女性用モデル）。男女のモデル差は色だけでなく、体格差を考慮してデザインされたベルト構造で、抜群のフィット感を実現しています。レインカバー内蔵で登山、旅行中の急な雨にも安心です。

背負いごこちのよさ

体にフィットするバックパックを見つけるのは、意外と難しいもの。それは、男女の骨格の違いや、一人ひとりの背面の長さの違いによるのですが、例えば「キャップストーン」シリーズは、背面長を約4mm単位で調整できる「マイクロアジャストメントシステム」を搭載。細かい調整が可能なことで、背負う人すべてに抜群のフィット感をもたらすことに成功しています。しかも、調整が簡単で、背負ってから背面メッシュの奥にあるストラップを引っ張るだけ。これはすごい。

使いやすさの理由

背中にある大きなメッシュが背中の熱を放出してくれるから、長時間の使用で汗をかいても快適です。太さのあるしっかりと作られた腰ベルトは、肩にかかる力を軽減してくれます。疲れにくさにおいて大事なポイント。それから、パーツひとつひとつに、使いやすさを感じます。例えばジッパーの付属部分。寒さでかじかんだ指でも、暑さで汗だくの指でも、ひっかけてすぐに開けられるからとても便利。
内部の袋とじ部は、青いタグがあるおかげでサッと大きく開けます。

ほかにも、レインカバー内蔵、ハイドレーションシステム搭載可能。またロゴはリフレクター仕様になっているなど、登山に便利な機能がいろいろ揃っています。