試験地によって多少の差異は、ある。
あなたも今までに受けた何らかの試験(大学や高校入試、資格試験、期末試験など)で、試験場での着席位置に、「当たり」「はずれ」のような感じを持ったことがあると思います。試験時間中に日常的な生活雑音等(試験官の巡回による足音、飛行機・自動車・風雨・空調の音、照明の点滅、周囲の受験者の咳・くしゃみなど)が聞こえてきたり、座る席が窓際の場合は直接日光が入ってきて眩しかったり、着席位置によっては寒暖の差が生じたりという、「当たり」と「はずれ」です。
さらに、公認会計士試験においては、電卓を使う問題もあることから、隣の受験者が叩く電卓の音が意外と気になったりもします。
もっとも、こういうのは気になる人もいれば、気にならない人もいます。
私は正直、試験にかなり集中するので、ほとんど気にならないタイプです。
でも、「とても気になる!」という人もいますよね。
実際、同僚の公認会計士が数年前に経験した話ですが、8月の真夏の暑い時期に行われた論文式試験の真っ最中に、試験場のエアコンが故障して冷房が効かなくなる、というアクシデントがありました。これはさすがに、受験生には多少なりともマイナスの影響があったことでしょう。
不可抗力の出来事とは言え他の会場の受験者との環境の差があったと言えるでしょう(翌年の試験場は、変更されました)。
合格か不合格かで、先の人生が大きく変わってしまうので、受験者はとても真剣です。仮に僅かなマイナスの影響であっても、受験者にとっては重大な差異と感じてしまいますよね。
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