TOYOTA(トヨタ)/トヨタの車種情報・試乗レビュー

燃料電池車「MIRAI」が納車されてわかった8つのこと(2ページ目)

世界初の量産燃料電池車であるトヨタのMIRAI(ミライ)を、個人ユーザーとしては早期の納車。動力性能や水素スタンド、そしてクルマとしての仕上がりなどはどうなっているのか?読者のみなさんの中にも気になっている方は多いはずなので、さっそく「ミライを納車してわかったこと」をピックアップして解説してみようと思う。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

水素の価格は?

JX日鉱日石は消費税込み1kgあたり1080円。東京ガスと岩谷産業が1188円。400km走って3.5kg入れたら4000円を少し下回る程度。ガソリン車に換算すれば、14km/Lくらいの燃料コストをイメージして頂ければいいだろう。もちろん利益が出るような価格じゃないと思う。


水素スタンドはあるの?

ミライ

水素スタンドの普及にはまだまだ課題が残る


あるが少ない。東京の場合、常設は東京タワーの近所と、練馬のガスタンク、そして杉並の3カ所。今年6月23日に入れようとしたら、練馬は火・水曜日休みでダメ。杉並に電話したら「トラブルで修理中です」。しかも協定なのか全てのスタンドが17時でオシマイ。インフラ側は気合い入ってない。2~3年かかりそう。


ミライの納期は?

現状、「ミライ 納期」で検索するとトヨタのWebが出てくる。それによれば2018年以降ということになっている。日本向けは年間400台程度とのこと。ただ徐々に生産台数も増やしていくというので、欲しい人は早めに予約し、気長に待つしかなさそう。予約しないといつになっても買えないです。


クルマの仕上がりは?

買えないクルマをどうこう書いても仕方ないのだけれど、簡潔に表現すれば「最高です!」。静かだし、何より乗り心地の質感が歴代トヨタ車のなかで圧倒的に高い。ハンドル握ると文字通り、クルマの未来の雰囲気が何となく味わえると思います。

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