ミュージカル/注目のミュージカルレビュー・開幕レポート

山あり谷あり、それが人生。『ジャージー・ボーイズ』(2ページ目)

ザ・フォーシーズンズの名曲の数々で綴られるブロードウェイミュージカル『ジャージー・ボーイズ』が初来日。その魅力に迫ります。初日会見レポも!!

三浦 真紀

執筆者:三浦 真紀

ミュージカルガイド


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今年3月にNYでキャッチ。街角のサイン。

ミュージカルが人気で、フランキー・ヴァリも大復活

もともと、メンバーのフランキー・ヴァリとボブ・ゴーディオが自分たちの曲をミュージカルにしてくれないか、ということで制作が始まったそうですが、彼らも最初は創作した話を考えていたようです。でも彼らから過去の懐かし話を聞いたクリエーターがあまりに面白いからと、実話に基づいた構成になりました。自分たちの闇に包まれていた部分が晒されるわけですから、グループにとっては勇気がいったことでしょう。しかしその勇気が名作ミュージカルを生み、今や大ヒット。フランキー・ヴァリも大復活ですから、人生何がどうなるかわかりません。

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ブロードウェイの街角は、ダストボックスもジャージー・ボーイズ

このミュージカルは2005年にニューヨーク・ブロードウェイで初演。10年経った現在もニューヨークとロンドン、ラスべガス、全米ツアー、英国ツアーと5つのカンパニーにより上演されています。(今回の来日は全米ツアーキャスト)。今年のトニー賞のエンディングも『ジャージー・ボーイズ』でしたから、衰えぬ人気が伺えます。

またオーストラリアやオランダでは現地キャストによるプロダクションで制作されました。もしかしたら、将来、日本でもボーイズが誕生する日が来るかもしれませんね。
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(l to r) Drew Seeley, Hayden Milanes, Nicolas Dromard, Keith Hines and the Company of JERSEY BOYS Photo: Joan Marcus


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