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ラブホで「グルメなステイ」がカップルにひそかな人気(2ページ目)

今やステイする楽しみが、本来の目的にとどまらず、多様化しているのがレジャーホテル(ラブホテル)。そして特に顕著なのが「レジャーホテルグルメの進化」。今回はベールに包まれた「ラブホグルメ」をレポートします。

瀧澤 信秋

執筆者:瀧澤 信秋

ホテルガイド

安すぎるレジャーホテルグルメ

レジャーホテル

クォリティの高い食事を提供するレジャーホテルが増えた


レジャーホテルを利用するゲストは、客室に滞在する時間も長いので、食事にルームサービスを利用することが多く、各ホテル創意工夫に趣向を凝らし、もはやハイレベルな競争にすらなっていると言えます。直情的といわれる男性の性に対して、女性はプロセスやムードを大切にします。単にお腹を満たす行為ではなく、グルメを楽しむというプロセスは、本来の目的に至る過程としても大切に捉えるカップルが増えているともいえるでしょう。

かような意味で、滞在の快適性を追求する、進化型のレジャーホテルとハイレベルなグルメは親和性が高いともいえます。滞在時間も長くなるのですから、タイムチャージが原則である業態のホテルとしても、嬉しい限りといったところでしょうか。
レジャーホテル

まるで高級コンドミニアムにいるよう


そんなレジャーホテルグルメで、特徴的なのが値段の「安さ」。朝食やランチなどを無料提供するホテルも多くあります。調べてみると、安かろう悪かろうではなく高い原価率が特徴です。飲み物などもほぼ市価で提供するホテルも多くあります。設定価格では利益がほとんど出ないというホテルの声が多く聞かれます。しかし、客室での快適滞在を実現するために、美味しい食事を楽しんでいただくことを重要視し、結果として客室の高稼働に繋がるのでしょう。

筆者は、多くの取材でレジャーホテルの「とっておきグルメ」を体験してきました。特に印象に残った、東京都心と郊外のレジャーホテルグルメをレポートしたいと思います。
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