白×ベーシックカラー、今シーズンの人気はネイビー
日常生活で目にする白は、ほんの少しグレーや青を含んだ冷たい白、赤やイエローを含んだあたたかみのある白など、さまざまな白があります。基本的にどんな色と組み合わせてもよくまとまる万能色です。今回は、黒、グレー、インディゴ、カーキ、ブラウン、ベージュといった、ベーシックカラーとの組み合わせに焦点を当ててみましょう。上下の組み合わせを変えて、アンケートを実施。
結果は、下記のとおり。
白×黒(59%)、黒×白(41%)
白×グレー(56%)、グレー×白(44%)
白×ネイビー(51%)、ネイビー×白(49%)
白×カーキ(54%)、カーキ×白(46%)
白×ブラウン(52%)、ブラウン×白(48%)
白×ベージュ(54%)、ベージュ×白(46%)
皆さんにご協力いただいたアンケート「白×ベーシックカラー、あなたはどの配色がお好き?」(集計期間:2015.03.24~2015.06.22、有効回答数:126)によると、好感度が高い順番に、ネイビー(42%)、グレー(21%)、黒(15%)、ベージュ(13%)、カーキ(6%)、ブラウン(2%)という結果になりました。メリハリの効いたネイビーが好まれる一方で、グレーやベージュのような明るい色を組み合わせた、ややぼんやりとした配色も好まれるようです。
さらに、配色の上下関係については、白を上にした安定感のある配色を支持する方の方がやや多いものの、カーキは例外で、白を下にした軽やかな配色の方が支持されています。このアンケートは、色見本をサンプルとして使用しましたが、トップスとボトムの組み合わせに応用しましょう。
■スポーティな白×ネイビー
袖口と裾にパイピングを施した、ポリエステル素材のブラウス。同じ白いショートパンツでも、白いトップスの方は爽やかに、ネイビーのトップスの方はスポーティな雰囲気になります。オールホワイトは、ぼんやりした印象になりがちですが、トリミングのネイビーがポイントとなっています。
■清楚な白×ライトブルー
ネイビーと同じブルー系でも、水色のようなライトブルーは、清楚な雰囲気を醸し出しますが、コントラストの弱さが難点です。シャツの裾の結び目が、コーディネートのアクセントとなっています。
■シックな白×ベージュ
白×ベージュは上品ですが、インパクトに欠けるのが難点です。タイトスカートに、アシンメトリーな型のシルク素材のブラウスを合わせると、シャープな印象に。ポリウレタン混で、ストレッチが効いた素材感も◎です。
Tシャツ&デニムで楽しむ、白コーデ
■スタイリッシュなモノトーンのロゴTシャツ夏の定番、ロゴTシャツを主役にした、モノトーンコーディネート。Tシャツの胸元には、古い映画からインスパイアされたロゴがデザインされています。グラデーションを描くグレーの濃淡が、スタイリッシュな印象に仕上げてくれるでしょう。
■白ボトムに合わせる、黒やグレーのTシャツ
黒やグレーのTシャツは、白ボトムとのコーディネートにおすすめのアイテム。メリハリの効いた黒と白のコーディネート。グレーの方は、ロゴの赤とボーダーになった裾がアクセントになっています。
■カジュアルに楽しむ、ブルーデニムのオールインワン
デニムも今シーズンの人気アイテム。ウエストにゆとりのあるオールインワンは、夏も涼やかに着こなせます。シンプルな白いTシャツとのコーディネートがおすすめです。
■おしゃれに着こなす、ホワイトデニムのオールインワン
カジュアルな印象のオールインワンを、コンパクトに仕上げてフェミニン要素をプラス。白デニムは、Tシャツよりもきれいめのシャツやブラウスとのミックスコーディネートが◎。幅広いスタイリングを楽しみましょう。
このように、白×ベーシックカラーは、明るさの度合いがコーディネートの重要な鍵を握ります。明度差を大きくするとメリハリが生まれ、ボトムの方を白にすると、スポーティな印象になります。同じ色の組み合わせでも、上下を入れ替えるだけで、イメージはがらりと変わります。
反対に、明度差を小さくするときは、ぼんやりしないように、シャープなシルエット、遊びのあるデザインを選ぶと、ぐっとおしゃれな雰囲気になります。
万能色「白」は、膨張して見えることにとらわれがちですが、軽さや柔らかさを意識すると、おしゃれの幅が広がるはずです。
【取材協力】
【参考記事】
【関連記事】