映画『シンデレラ』に学ぶ、婚活ファッションの極意

ディズニー・スタジオが総力を結集した、実写版『シンデレラ』。本作の監督は、シェイクスピア俳優として知られる、ケネス・ブラナー。衣装デザインを担当したのは、サンディ・パウエル。アカデミー衣裳デザイン賞を受賞している実力派です。
ヒロインのシンデレラ役に抜擢されたのは、新進気鋭の英国人女優のリリー・ジェームズ。アニメ版『シンデレラ』と同じように、明るく華やかなブルーのドレスで登場しますが、本作のシンデレラは、優しさと自らの手で勇気をもって運命を切り開いていきます。新しいヒロイン像によって、誰もが知るおとぎ話は、現代の私たちも共感できる普遍的なストーリーとなって蘇りました。

【CONTENTS】
Page１：シンデレラに学ぶ、幸せをつかむヒント
Page２：ウエストを絞ったシャツワンピースのブルー
Page３：実母に愛された記憶を呼び起こす、ピンク
Page４：素材で魅せる、ドレスアップのブルー

シンデレラに学ぶ、幸せをつかむヒント

シンデレラはなぜ、王子の心をつかむことができたのでしょうか？
まず、へこたれないある種の「鈍感さ」は、継母からのいじめを生き抜く力となっていました。もう１つは「想像力」。舞踏会での華麗な立ち居振る舞いは、王子と再会し、ダンスを踊ることを具体的にイメージしていたからこそ、迷いがなかったのでしょう。
そして、もう１つは「素直さ」です。シンデレラは、実母が残したピンクのドレスで舞踏会に出かけようとし、一旦はフェアリー・ゴッドマザーの申し出を拒みます。しかし、フェアリー・ゴッドマザーの魔法の力に素直に感動し、オーロラのように輝くブルーのドレスに包まれ、舞踏会へ出かけます。

シンデレラのドレスは、ウエストをきゅっと絞り、デコルテを大きくあけた女性らしいスタイルに特徴があります。そして、ブルーは、海や空の色。海のブルーも空のブルーも、すぐ近くにあるのに、手でつかまえることはできません。だからこそ、想像力を働かせ、自分の可能性を広げ、未来を切り拓いていくよう促してくれるのではないでしょうか。

シンデレラのドレスをお手本に、幸せを叶える婚活ファッションをご紹介します。