ホテル男子は「篭もる」ことでリフレッシュ?
最近では「ホテル男子」も密かなブームです。古い表現ですが「ヤングエグゼクティブ」をターゲットにしたホテルの宿泊プランも続々登場しています。モダンなインテリアにリニューアルして、男性が喜びそうな「書斎」を作ってしまった客室まであります。
こんな部屋でリラックスできるのか疑問を感じ取材で、あるホテル男子に話を聞いてみると「仕事を持ち込んで誰にも邪魔されず集中してこなす」とのこと。仕事に飽きたら、読書をしたり、好きな映画を見たり、人間関係の煩わしさから解放され「籠もる」ことでリフレッシュできるのだそう。
考えてみれば、このようなホテルは高い客室料金ですが、仕事のデキるオトコだからこそ、実現可能な「ホテル男子」なのでしょうか。
「郊外のマイホームへ帰るのは週末だけ」…これもホテル男子?
一方、別の意味でのホテル男子もいます。筆者は2014年、都内の全カプセルホテルへチェックインしましたが、一部の高級カプセルホテルを除いては、中高年のサラリーマンが圧倒的に多かったことです。しかも、毎日利用していると思わしき猛者も多く見られました。
話を聞くと、「郊外のマイホームへ帰るのは週末だけ」「家に帰るといろいろ煩わしい」「カプセルホテルは安いし気が楽だから」とのこと。大浴場やサウナなどもリフレッシュできて魅力だそうです。そういえば、カプセルホテルには、下着や靴下など、日用品の販売も充実していました。これは「ホテルおじさん」でしょうか。
いま、都会では気兼ねなくひとりになれる場所が求められています。煩わしい人間関係をしばしシャットアウトして一人になれる贅沢時間。そんな時、ホテルは最高の環境です。高級ホテルからカプセルホテルまで、「おひとりさまホテル」でリフレッシュできれば、明日への活力になるかもしれません。