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金持ち流!ゼロ円マイホームの作り方って

家賃をいかにムダにせず、自分が望む子育て環境を手に入れるかを考えて出た結論が賃貸併用住宅の建設。これは頭金もローンもゼロになる「ゼロ円マイホーム」なのです。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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私がマイホームを建てようと考えたきっかけは、子どもの誕生

ゼロ円で家を建てる?

ゼロ円で家を建てる?

私にとっては「自由」が何より重要なので、ずっと賃貸暮らしのほうがラクでいいやと思っていました。収入や職業、家族構成など、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できるからです。

また、家の資産価値かどうなるか、修繕をどうするか、自然災害による滅失といったことなどを考える必要がなく、不便だと思えば引っ越せばいいだけ。

自分の都合に合わせて自由に住居を変えることができるのは、自由への大きな一歩でもあり、それには賃貸のほうがいい。

しかし、子どもが生まれたことで考え方が変わりました。

自分の子どもの子育てと教育をイメージしたとき、小さいうちは一緒に散歩したり、キャッチボールやバスケをしたり、山や川など自然の多い環境の中で多種多様な刺激を与え、五感の感受性を高める教育をしたい。

しかし現在の都心のマンションは、夫婦二人の仕事の面では非常に便利ですが、公園などは少なく、逆に交通量は多くて安全とは言えない。

つまり、子どもと一緒に遊ぶにも自然にアクセスするにも、立地面でのハードルが高い。

また、子どもはたくさん欲しいのですが、都内で広いマンションを探すと家賃が結構高いものです。たとえば月20万円の家賃で10年間住み続けると、20万円×120ヶ月で1440万円。2年ごとの更新料や火災保険料を加味すると、1600万円。この費用は垂れ流されるだけで、何も残らない。これはもったいない。かといって、ただマイホームを買って住宅ローンを抱えるくらいなら、やはり賃貸のほうがマシ。

そこで、家賃をいかにムダにせず、自分が望む子育て環境を手に入れるかを考えた結論が賃貸併用住宅の建設です。これは頭金もローンもゼロになる「ゼロ円住宅」であり、次の3つの方法を組み合わせます。

1、賃貸併用住宅
2、余剰電力売電
3、住宅ローンの利用

1は、注文住宅の自由さを活かし、自宅の一部を賃貸住宅にして、家賃収入を得られる家を建てます。たとえば1階部分を賃貸、2階部分を自宅、というものです。もちろん、入り口は完全に別で、プライバシーを確保した家造りが可能です。これによって、住宅ローンのほとんどを賄えるようになります。

2は、屋根に太陽光発電モジュールを設置し、余剰電力を売ることで、自宅の光熱費を圧縮するとともに、売電収入を得て、ローン返済の追加原資とします。特に都市部では地価が高く、どうしてもローン返済額全額を賄うのは厳しくなりがち。それを太陽光の売電収入で補うのです。

売電単価は下がったとはいえ、太陽光発電システム自体の価格も低下しているので、まだ充分ペイします。家庭用なら10kw未満の余剰電力売電ですから、自宅の光熱費も削減でき、二重の効果があります。

3は、自宅面積を総床面積の50%以上確保することで、住宅ローンで家を建てます。住宅ローンは投資ローンと異なり、借りる人の属性によってはフルローンが出ることも少なくないので、頭金ゼロで買える可能性があります。

もしオーバーローンともなれば、諸経費もコミでローンが組め、本当に資金ゼロで買えることになります。これは純粋な投資物件では難しいことです(投資物件でのローンは担保評価に影響を受け、頭金が必要なことが多い)。また、投資ローンよりも審査のハードルが低く、金利も低い、返済年数も長い、といったメリットもあります。

家賃がもったいない、住宅ローンも抱えたくない、でも理想的なマイホームが欲しいという人に、オススメの方法だと思っています。

参考文献「知っている人だけ得をする ローン0円住宅のつくりかた」(双葉社)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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