「かかりつけ医」がピンとこないことも多い低月齢の赤ちゃん
病気のことだけでなく、赤ちゃんに関するちょとした相談もできる先生がいると安心
自宅で過ごすことがほとんどの低月齢の頃は、風邪などにもあまり見舞われない場合もあるでしょう。また、赤ちゃんの生後1ヵ月健診とお母さんの産後1ヵ月健診は、出産した産院や総合病院でセットで受けることが多いので、その流れで、赤ちゃんの予防接種も産院や総合病院で受ける場合も。
妊娠中からコミュニケーションを取っている医師や看護師のいる病院には愛着も大きいですし、そこで産後のケアを引き続き受けるのも自然な流れです。産院の場合には、乳腺炎などを発症した場合に助産師に診てもらえるというメリットもあるでしょう。
一方で、赤ちゃん期の体調不良時からその後の幼児期、学童期まで継続して頼りにできるのは小児科の先生のいる病院です。総合病院の小児科は各科との連携がありますが、待ち時間が長いことも少なくありませんし、受診日によって先生も変わる可能性があります。体調の悪い子を抱きかかえて緊急時に受診することを考え、育児の中で少しずつ、「かかりつけの小児科のお医者さん」ができておくと安心です。
「かかりつけ医」があるメリット
地域に「かかりつけ医」と呼べる存在があることには色々なメリットがあります。・赤ちゃんの体質や成長の様子を知ってもらったうえでの受診ができる。
・過去の投薬や、それに対して合わないことがあったときなどの記録も見たうえで、スムーズに対応してもらえる。
・風邪の合併症などで他科の医院や総合病院の受診が必要になった時など、アドバイスをもらえる。
・万が一症状が重く総合病院での治療が必要になった時も、かかりつけ医の紹介状があれば、受診手続きや診察がスムーズになるなど、総合病院受診時の橋渡しになる。
現在赤ちゃんにトラブルがない場合にはすぐには難しいかもしれませんが、候補の小児科医院を予防接種や軽い風邪になった時に受診して雰囲気を知り、通いやすい小児科医院を見つけておきましょう。
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