標準予防策感染予防の考え方
医療の現場では、「標準予防策」という感染予防の考え方があります。すべての人は感染する病原体を持っていると考え、人や周囲の環境に接触する前後には手洗いや消毒などの手指衛生を徹底的に行い、血液・体液・粘膜などに感染する可能性のあるものにさらされるときには、マスクや眼鏡、ガウンなどの個人防護具を用いるというものです。この予防策は、SARSやMERSだけでなく、インフルエンザウイルス、エボラウイルスなどに対する対策でもあります。血液・体液(唾液・鼻汁・尿・便・涙・母乳など)・傷のある皮膚・粘膜など、これらのものに触る可能性のあるときには、その処置に応じて手袋やマスク、ガウン、アイシールド・ゴーグル・眼鏡、顔を覆うフェイスシールドを装着して、人や環境に接触する前後に、手洗いと手指消毒を行います。
感染予防の基本は手洗いです
これだけでも、感染の危険性が下がります。
SARSやMERSのような場合は、スーパースプレッダーを判断する方法が無い以上、すべての人が脅威になりうると考え、感染予防を徹底すべきでしょう。したがって、自分を治す意味でも、感染拡大をさせないためにも、日本で発生していない現状では検疫で正直に申告していただき、さらに不要な中近東、韓国への入国を控えた方が望ましい状況になっています。