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子供を罰しても効果なし?子育て心理学からみる4つの「罰の悪影響」

昨今、しつけのために罰を与えているという状況をよく耳にします。しかし、罰はしつけではありません。実は罰には、親が期待する効果は全くないのです! 「罰・脱却」を訴えるひとりとして、子育て心理学の見地から、罰の4つの悪影響についてお伝えしていきます。

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

子どもに「罰を与えても」問題解決には効果がない!4つの悪影響とは

子供の行動に困った! そのとき何で解決すべき?

子供の行動に困った! そのとき何で解決すべき?

「子供の困った行動に悩んでいる」というとき、それを解消したいあまりに、何らかの罰則を設けるご家庭も多いと思います。

例えば、「1週間、テレビ禁止」のようなものは軽い罰に含まれます。また、虐待に見られるような体罰は非常に重い罰に区分されます。

軽い罰と重い罰、どちらが深刻かといえば、それはもちろん重い罰ですが、その重さに関わらず、実は罰は根本的な問題の解決にはつながることはありません。
結局のところ、子供が困った行動を止め、望ましい行動をとってくれなければ、何の意味もありません。そうです、罰には、親が期待する効果は全くないのです!

一刻も早く、「罰の悪スパイラル」から抜け出すために、現在の子育て心理学で分かっている「罰の悪影響」について、4つ紹介していきます。
 
<目次>
 

罰の悪影響1. 罰には教えがない

仮に、子供を罰して、目の前の困った行動が一旦解消されたからといって、次に望ましい行動をするとは限りません。おそらく結果はノーでしょう。

罰は「制する」という強いメッセージしかなく、模範行動への教えが含まれていないので、改善方法が伝わらないからです。
 

罰の悪影響2. 罰はエスカレートする

罰には、その場を制する効果は確かにありますが、改善効果はないので、すぐに子供はまた同じ行動を繰り返します。

すると、一般的な親は、罰を一段階厳しくします。しかし、受け手の子供には、その罰への耐性がすぐにできるので、問題行動も罰も、どんどん加速度的にエスカレートしていきます。
 

罰の悪影響3. 罰には副作用がある

罰というのは、ネガティブな力です。それゆえ、罰を喜んで受け入れる子はいません。必ず、罰に対して、抵抗を示します。

一般的なリアクションとして、泣き叫ぶ、殻にこもる、反抗する、親を叩く、蹴る、噛む、などが挙げられます。どれも親として受け入れがたい行動ですが、罰はそれらを大量に誘発してしまうのです。
 

罰の悪影響4. 罰はその子の人間関係にも影響を及ぼす

「悪いことをしたら罰せられる」こうやってしつけられていると、その子は外の世界に出たときに、何か問題に出くわすと、強い力で行使しようと試みます。親が自分に課しているような強い形で返すのが当たり前だと思っているからです。

譲り合う、許す、謝る、という平和的な解決方法を知らないので、力でねじ伏せてしまいがちです。
 

子供の行動を改善するためには、ほめて伸ばす!

親が子供に何らかの罰を与えるとき、親の頭の中は、目の前の問題行動を「抑える」「止める」「消す」ことに注がれています。しかし、上記の4つの理由がほのめかしているように、本当に必要なのは、「火消し」ではありません。目の前の困った行動は、「消す」のではなく、「置き換える」のが正解です。
 
  1. 新たな行動を育てることで
  2. 困った行動をフェードアウトさせていく

これが子供の行動を改善するための基本ステップです。
そのためには、そこに置き換わる新たな行動をしっかりとイメージさせ、ほめて伸ばしていく必要があります。
 
  • 「水たまりに入らないで!」という場合
    → きちんと歩けているときに、しっかりとほめて、そこを育てることがポイント。
  • 「いたずら書きをやめてほしい」場合
    →きちんと紙にお絵かきしているときに、しっかりとほめて、そこを育てる。
  • 「食べもので遊んでしまう」場合
    →きちんと食べているときにしっかりとほめて、そこを育てる。
それぞれの悩みの“対極にある模範行動”を、普段からほめて育てる。この心がけこそが、困った行動をなくす最大の秘訣なのです。

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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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