ディズニープリンセスの魅力を満喫!
『魔法にかけられて』(2007年度作品)王子様(ジェームズ・マースデン)と結婚することになったプリンセスのジゼル(エイミー・アダムス)が、魔女(スーザン・サランドン)の策略で井戸に落とされてしまう。しかし、たどり着いた場所は現代のニューヨークだった……というアニメと実写混合のファンタジーコメディ。
アニメのお姫様気分で振舞うと都会ではイタイ人……。プリンセスの無垢さは都会では脳内お花畑のお嬢さんであるってところにまず爆笑! また彼女を追いかけてきた王子も大げさなアクションでこれまたイタイ人……。けっこう自虐的な笑い満載の珍しいディズニー実写映画です。
とはいえ、ジゼルが少しずつ現代の都会生活を学んでいくプロセスは楽しくディズニー的。エイミー・アダムスの歌唱力も素晴らしいです。
監督:ケヴィン・リマ 出演:エイミー・アダムス、パトリック・デンプシー、スーザン・サランドン、ジェームズ・マースデン
『プリティ・プリンセス』(2001年度作品)
冴えない女子高生ミア(アン・ハサウェイ)がある日、実はジェノヴィア国の王女で王位継承者だと知らされ、プリンセス教育を受けることになる……というシンデレラ・ストーリー。
世界中の女子が憧れる世界を体現してくれるのはアン・ハサウェイ。物語はベタだけど、安心して見ていられるディズニー印のプリンセス・ストーリーに仕上がっています。
少女漫画のような映画なので、若き日のアン・ハサウェイのクリクリの大きな瞳の可愛さはバッチリのキャスティング。演技派女優のアンの若い頃は、アイドルらしいかわいさ満載で、キャピキャピな演技をしていたのだなあと、ある意味貴重な映画と言えそう。
女王役のジュリー・アンドリュースも素晴らしく、若さでは太刀打ちできない落ち着きと気品があり魅力溢れる女王様、こちらも注目です。
監督:ゲイリー・マーシャル 出演:ジュリー・アンドリュース、アン・ハサウェイ、ヘクター・エリゾンドほか
『シンデレラ』(2015年度作品)
両親を失ったエラ(リリー・ジェイムズ)は、継母(ケイト・ブランシェット)の命令で召使のような暮らしをさせられてしまう。そんなとき王子と出逢い、舞踏会へ行くことを夢見るけれど……。
ディズニープリンセスの中でも人気が高い「シンデレラ」を完全実写映画化。演出と演技も上質。美術、衣裳など細部にも凝り、シェイクスピア俳優でもあるケネス・ブラナー監督は、まったく隙のないプリンセス・ストーリーを作り上げました。
エラをとことんいじめ抜く継母がケイト・ブランシェットゆえに、魔法でも使わないと太刀打ちできない強敵であることが、この夢物語を引き締めています。いじめられるエラが気の毒ゆえに、魔法で救われるシーンは胸が高鳴ること必至です。
監督:ケネス・ブラナー 出演:ケイト・ブランシェット、リリー・ジェームズ、リチャード・マッデンほか
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