紫外線のダメージで、コラーゲンが減少

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紫外線を浴びるとコラーゲンが減少し、肌の老化につながります。

紫外線が増える夏は、シワやシミが増える、つまり皮膚の老化が気になる季節です。紫外線を浴びると、表皮や真皮に活性酸素が発生し、真皮を主に構成するコラーゲンが減少してシワになってしまいます。

紫外線による肌の老化対策のために、まずコラーゲンとは何かを知っておきましょう。

コラーゲンを食べれば肌のコラーゲンになる?

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コラーゲンを含む食品を食べれば、そのコラーゲンが、肌のコラーゲンになるわけではありません。

コラーゲンは、これまでタンパク質と同様に、体内に入ると消化酵素ですべてアミノ酸に分解されると考えられていました。ですから、コラーゲンを食べても、コラーゲンの材料を摂っただけで、張りが欲しいと思っている顔の肌のコラーゲンになるかはわからないのです。

しかし近年研究が進んできて、コラーゲンは一般的なタンパク質と異なり、一部はアミノ酸に分解もされますが、コラーゲンペプチドの形でも血液中に吸収されることがわかってきました。

このコラーゲンペプチドは線維芽細胞や軟骨細胞にシグナルを送り、それらの細胞を活性化させ、ヒアルロン酸やセラミド合成のスイッチを押して、皮膚の弾性や水分量の改善に有効なのではないかという研究報告も出てきています。

コラーゲンさえ取ればよいものではない

ではお肌のためには、やっぱりコラーゲンを食べればよいのでしょうか。あきらか食品からコラーゲンを摂取してもたくさんの量をとることは難しいでしょう。そのため、コラーゲンはサプリメントとして様々な種類の商品が販売されています。最近では、吸収がよいと考えられているコラーゲンペプチドが多く見られます。

気になるのは、コラーゲンは分子の状態に限らず、アミノ酸組成が同じということです。その組成はグリシンが多く、プロリン、アラニン、そして他のタンパク質にはないコラーゲン特有のヒドロキシプロリンなどが含まれますが、必須アミノ酸のトリプトファンなどを含まないため、アミノ酸スコアはゼロとなってしまい、栄養学的には良質のたんぱく質とはいえません。

肌によいと思い込んでコラーゲンばかりをとっても、良質のタンパク質を摂ることにはならないということです。肌の美しさのためにもアミノ酸バランスのよいタンパク質をとることこそがよい影響を与えると考えられます。コラーゲンの美肌作用についての研究も、より多くの科学的知見を集めて行かなければならない段階なのです。

偏らず、バランスのとれた食事が重要

「美肌」を期待して特定のタンパク質であるコラーゲンの摂取にこだわるよりも、まずは体の機能がきちんと働くことが重要です。コラーゲン生成にはビタミンCなども必要ですから、基本的なことですが、幅広い食品から様々な栄養成分をバランスよく摂取することです。

近年「糖化」もコラーゲンに悪影響を与えると言われています。毎日の食事で摂取した糖の一部が、体内のタンパク質中のアミノ酸と反応することで、AGEs(終末糖化産物)と呼ばれる老化物質が増えます。タンパク質であるコラーゲンも、糖化すると老化して硬くなり、張りなどの機能が低下してしまうのです。甘いものの食べ過ぎなどにも注意が必要です。

冒頭で話したように、紫外線によるコラーゲンの老化は活性酸素が、体の細胞などにダメージを及ぼすことによるものですから、酸化を防ぐために抗酸化成分を含む野菜や果物なども食べることも、栄養的な面からみてもよいでしょう。