台湾の温泉に行こう!
烏来の温泉街には週末ともなると現地の人で賑わいます
昔むかし、台湾の人々にとって温泉は「汚い水」でしかありませんでした。その熱いお湯でお風呂を作ることを提案したのは、日本統治時代にやってきた日本人。北投温泉を高級な湯治場として開発したことをきっかけに、台湾では温泉文化が広まっていったのです。
台湾の温泉は、混浴は水着着用のほか、バスキャップ着用、お湯に入る直前に足にかけ湯をするなど、温泉ごとに決まりがあります。お湯に入ったらあまり動かないのが暗黙のマナーなので、お子さんなどは気をつけて。ファミリーやカップルで入れる個室風呂がある温泉もあります。
台湾の主な温泉地
■陽明山温泉台湾北部の大屯火山群に位置する陽明山国家公園は一大温泉地で、様々な温泉があります。春は桜が咲くことで有名。
場所:台北市陽明山国家公園
アクセス:台北市内からタクシーで約30分(300台湾元前後)、またはMRT石牌駅からタクシーで約15分
泉質:酸性硫黄泉、弱アルカリ性硫黄泉ほか
■烏来温泉
台北郊外にある烏来には先住民タイヤル族の集落があり、タイヤル族の郷土料理が味わえます。夏は川遊びをする人で賑わいます。
場所:台北県烏来郷
アクセス:MRT新店駅からバスで40分
泉質:炭酸水素化ナトリウム泉
烏来温泉のグルメなど詳しい情報は>>>台北・台北近郊へ
■北投温泉
昔の湯治場をそのまま残した新北投温泉博物館
場所:台北市北投区
アクセス:MRT淡水線北投駅で新北投線に乗り換え、新北投駅下車
泉質:炭酸硫黄泉
新北投温泉博物館など詳しい観光情報は>>>台北・台北近郊へ
■知本温泉
台東県にある知本温泉は美人湯といわれる重曹泉。日本三大美人の湯の1つである和歌山の龍神温泉もこの泉質です。関節、胃腸の疾患治療に効果があります。
場所:台東県卑南郷
アクセス:台鐡で南迴線の鉄道に乗車し知本駅で下車。鼎東客運バスに乗り、終点の知本森林遊楽区バス停下車
泉質:炭酸水素化ナトリウム泉
■礁渓温泉
礁渓温泉は台湾では珍しい平地に湧き出た炭酸水素化ナトリウム泉です。
場所:宜蘭県礁渓郷
アクセス:台鐡東部幹線北回り線で礁渓駅下車。または台北西站A棟(台北西ターミナルA棟)より国光客運バス宜蘭・羅東行きで礁渓下車
泉質:弱アルカリ性炭酸水素化ナトリウム泉
■緑島温泉
海辺にある緑島朝日温泉©中華民国観光局/潘建宏撮影
場所:台東県緑島郷
アクセス:台東空港から飛行機、または台東富岡港からフェリー
泉質:硫黄泉